手取り18万円+仕送り5万円という状況で、支出が25万円を超え、毎月赤字が続いているという悩みは、社会人3年目の方によくある相談です。この記事では、家計の改善ポイントや、無理せず貯蓄を増やすための具体的な対策をファイナンシャルプランナー目線でお伝えします。
現在の家計状況を整理してみよう
まずは収入と支出のバランスを整理しましょう。
項目 | 金額 |
---|---|
月手取り | 18万円 |
仕送り | 5万円 |
月収計 | 23万円 |
月支出 | 約25万円 |
毎月の赤字 | ▲2万円 |
ボーナス50万円がなければ赤字補填や貯金が難しい状態です。貯金が20万円あるとはいえ、このままではいずれ資金ショートする可能性もあります。
まずは「削れる支出」を見直そう
毎月の支出の中で、削りやすい項目に注目してみましょう。
- 食費:7万円 → 一人暮らしの平均は4〜5万円程度。外食・デリバリー・コンビニを減らすだけで2万円削減も可能です。
- 美容・コスメ・服:3万円 → 月1万円に抑えても十分おしゃれは楽しめます。季節ごとにまとめ買いなども検討を。
- 飲み会・交際費:3万円 → 月1〜2回に絞ることで1.5万円ほど削減可能。
→ 合計で約5万円の支出圧縮が見込めます。 これにより、月収23万円でも余剰資金が出て、ボーナスを丸ごと貯金できる可能性も!
固定費を再確認してみよう
以下の項目も「毎月出ていくお金」であり、節約効果が高い部分です。
- スマホ料金:0.5万円 → 格安SIMにすれば月2000円以下に可能。
- サブスク:0.5万円 → ネトフリ・Amazonプライム・漫画サイト等を1つに絞れば月3000円以上の節約。
- 生命保険:0.5万円 → 若いうちは掛け捨て医療保険など月2000円程度のもので十分。
これらを見直すだけでも、月1万円前後の固定費削減が可能です。
貯金・家計の立て直し方:段階的に見直す
今の支出を急にすべてカットする必要はありません。まずは以下のように優先順位を付けて調整していきましょう。
- 食費と美容費を合わせて2〜3万円削減
- スマホ・サブスクを見直して月1万円削減
- 浮いた分で生活防衛費(生活費3ヶ月分)=約75万円の貯金を目指す
手取りベースで月1〜2万円貯金できる体質に変えられれば、1年で20〜30万円の純貯金も実現可能です。
副収入やスキルアップも視野に
支出の見直しに限界がある場合、収入アップも選択肢のひとつです。
- 副業(在宅ワーク・ライティング・データ入力)で月5000〜1万円
- 事務職でも年収UPできるスキル(簿記、MOS、宅建等)を取得
- 転職エージェントなどで相場年収をリサーチしておく
数年先を見据えて「稼げる力」を少しずつ育てていくのも、長期的な安定には非常に有効です。
まとめ
毎月2万円の赤字状態でも、支出の見直しと固定費の最適化で改善は十分可能です。特に食費・美容費・交際費を中心に見直すだけで家計は大きく変わります。さらに、スマホやサブスク、保険の見直しも地味に効いてきます。
まずは「月1万円の黒字」を目指し、将来的には副収入やスキルアップで「貯める力+稼ぐ力」の両輪を育てていきましょう。
コメント