生命保険の中には、契約期間中に解約すると戻ってくるお金が少なくなるタイプがあります。アフラックの「WAYS(ウェイズ)」もその一つで、特に「低解約払戻金型」という仕組みが採用されています。今回は、この保険を途中解約した場合にどのような影響があるのか、わかりやすく解説していきます。
低解約払戻金型とは?
「低解約払戻金型」とは、保険料払込期間中に解約した場合の解約返戻金が少なく設定されている保険のことです。これは、保険料を抑えるための仕組みであり、長期で加入することを前提とした設計になっています。
アフラックのWAYSの場合、「保険料払込期間中は解約返戻金が約70%」などと設定されていることが多く、例えば100万円支払っていても解約時に戻る金額は70万円程度にとどまる可能性があります。
途中解約するといくら戻ってくるのか?
実際に解約返戻金がいくらになるかは、契約時の保険内容・払込年数・年齢・契約日などによって異なります。保険証券や契約時の設計書に記載されている「解約返戻金表」で、具体的な金額を確認できます。
例えば、2016年5月に契約し2024年7月時点で解約する場合、約8年分の保険料を支払っていることになりますが、まだ払込期間(17年)の半分以下であるため、解約返戻金は70%前後に抑えられると考えられます。
なぜこのような仕組みがあるのか?
この仕組みは、長期で契約を続ける人に有利な保険設計を可能にするためです。保険会社は長期契約を前提に運用しているため、早期解約者に高い返戻金を支払ってしまうと、他の契約者に不利益が及ぶことになります。
一方で、途中解約の可能性がある人にはデメリットもあるため、加入時には「何年継続するか」の見通しを立てておくことが重要です。
WAYS保険を活用するタイミングと注意点
WAYSは、保険料払込が完了した後に「年金」「介護保障」「医療保障」などに切り替えることができる保険です。途中解約せず満期まで支払うと、解約返戻金は100%以上になる場合もあります。
途中で資金が必要になった場合は、解約ではなく「契約者貸付制度」を活用することで、保険を維持しながらお金を一時的に借りるという選択肢もあります。
具体的な金額が知りたい場合はどうすればよい?
実際の解約返戻金は個別契約に基づくため、アフラックのカスタマーセンターや、契約時の担当者に連絡すれば正確な金額を教えてもらえます。
電話やマイページから「現在解約した場合の返戻金額」を確認することが可能です。
まとめ:WAYS保険の解約は慎重に判断を
アフラックのWAYS保険は、長期契約を前提に設計された保険です。低解約払戻金型のため、払込期間中の解約は損失となる可能性が高くなります。
解約を検討している場合は、まずは正確な返戻金額を確認し、他の選択肢(貸付や変更など)も含めて慎重に判断することをおすすめします。
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