ドル建て保険の生存給付金を外貨預金で受け取りたい方にとって、どの銀行で外貨預金口座を開設すべきかは重要な選択です。この記事では、主要ネット銀行の手数料や為替スプレッド、操作性などを比較し、目的に応じた最適な銀行選びのポイントを解説します。
ドル建て保険の給付金を受け取る際の注意点
生存給付金は年1回、米ドルで保険会社から送金されるため、外貨建ての普通預金口座(USD)を保有していることが必須です。
また、受け取り後は円転(円への両替)を行い、国内の普通口座へ移すことが一般的。その際に発生する為替手数料が、長期的には大きな差になります。
主要ネット銀行の比較:為替手数料・使いやすさ
銀行名 | 為替手数料(片道) | 特徴 |
---|---|---|
ソニー銀行 | 片道15銭 | USD口座へ外貨送金対応。外貨のままVisaデビット支払い可。 |
SBI新生銀行 | 片道7銭〜15銭 | 為替コース選択可。ステージにより優遇あり。 |
PayPay銀行 | 片道30銭 | 手数料高めだが、PayPayアプリとの親和性◎。 |
GMOあおぞらネット銀行 | 片道15銭 | 他行宛送金・出金手数料も安く、スマホ対応も良好。 |
為替手数料を抑えるならSBI系またはソニー銀行が有力候補です。
用途別おすすめ銀行
- とにかく為替コストを抑えたい人:住信SBIネット銀行の「外貨積立コース(1銭〜)」「外貨普通預金(15銭)」の併用がおすすめ。
- ドル建てのまま使いたい人:ソニー銀行なら外貨口座から直接Visaデビット払いが可能で便利。
- PayPayヘビーユーザー:PayPay銀行も選択肢。ただし為替コストが高いため、両替頻度が少ない方向け。
また、ソニー銀行のマネーキットや住信SBIネット銀行の外貨サービスは実績も豊富で安心です。
外貨→円転のタイミングは自分で選べる
外貨で受け取った給付金は、為替相場を見ながら円に換えることが可能です。円高時期まで待つなど、自分でタイミングを選んで換金できる点が大きなメリットです。
ただし銀行によっては「最低換金単位」や「自動両替設定」があるため、事前に設定確認をしておきましょう。
まとめ:総合的に見るとSBI系・ソニー銀行が優秀
ドル建て保険の給付金受取口座としておすすめなのは、為替手数料が安く、自分で為替タイミングを選べる銀行です。
ソニー銀行や住信SBIネット銀行はコストと利便性のバランスに優れており、外貨運用初心者でも安心して使えます。用途に応じて口座を選び、賢く給付金を活用しましょう。
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