初めて正社員として働き始めると、分からないことがたくさん出てきます。特に「社会保険って何?」「どんな手続きが必要?」と不安になる方も多いでしょう。この記事では、社会保険の基礎知識から、入社時に必要な手続きまで、初心者にもわかりやすく解説します。
社会保険ってなに?基本をやさしく解説
社会保険とは、働く人が安心して生活できるようにする制度です。具体的には次の5つがあります。
- 健康保険(病院代の一部負担や出産手当金など)
- 厚生年金(将来の年金や遺族年金)
- 雇用保険(失業したときの手当や育休給付)
- 労災保険(仕事中のケガや病気への補償)
- 介護保険(40歳以上から対象)
19歳のあなたにまず関係するのは、健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険です。
正社員になると、社会保険に自動加入?
はい、基本的に正社員として雇用されると、会社があなたを社会保険に加入させる義務があります。これは法律で決まっていて、入社時に会社が手続きを行います。
あなたが特別に市役所や年金事務所に出向く必要はありませんが、提出が求められる書類があるので、次のセクションで紹介します。
入社前後に準備する書類・情報
- マイナンバー通知カードやマイナンバーカード
- 年金手帳(なければ会社が代行で確認)
- 本人確認書類(運転免許証、保険証など)
- 銀行口座情報(給与振込用)
会社から「社会保険加入の書類です」などと案内されるので、求められた情報を提出すればOKです。
扶養に入っている場合はどうなる?
もし今まで親の扶養に入っていた場合、正社員として社会保険に入ると自動的に扶養から外れます。
そのため、健康保険証が新しく発行されるので、古い保険証は返却し、新しいものを使いましょう。
保険料の支払いはどうなるの?
社会保険の保険料は、給料から毎月自動で天引きされます。たとえば、毎月20万円のお給料の場合、3万円前後が保険料として引かれ、手取りは約17万円になります。
初めての給料明細を見るとびっくりするかもしれませんが、将来の年金や万が一の保障が含まれていると考えると大切な制度です。
困ったときはどうすればいい?
もし不安がある場合は、会社の人事担当者や総務に質問するのがベストです。社会保険についての質問はよくあることなので、遠慮せずに聞いて大丈夫です。
また、日本年金機構や協会けんぽなどの公式サイトにも、わかりやすい情報があります。
まとめ:正社員になる第一歩として、社会保険の知識を持とう
社会保険は、正社員になったあなたを守るための大切な制度です。最初はわかりにくいこともあるかもしれませんが、会社が手続きをサポートしてくれるので安心してください。
これから社会人としてスタートするあなたの不安を少しでも解消できたら嬉しいです。分からないことがあったら、ひとつずつ確認していきましょう。
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