三井住友銀行が提供する「オリーブ」口座は、多彩な特典が魅力です。特に他行宛の振込手数料が月に数回まで無料という特典は、家賃や仕送りなど日常の送金に重宝されます。しかし、ATMからの振込では手数料が発生することがあり、混乱してしまう方も少なくありません。本記事では、その理由や注意点、無料になる正しい条件を詳しく解説します。
オリーブ口座の振込手数料無料特典とは
三井住友銀行のオリーブ口座では、Vポイントアッププログラムのランクに応じて、他行宛の振込手数料が最大月3回まで無料になります。これはインターネットバンキング(SMBCダイレクト)やアプリを使った場合に限られるのがポイントです。
ATMからの振込は対象外であるため、手数料が発生するのです。
ATM振込が無料にならない理由
多くの人が誤解しているポイントはここです。オリーブの振込無料特典は、ネット経由での操作が前提です。ATMを利用した振込は、たとえオリーブ口座保有者であっても、対象外となり手数料が発生します。
例えば、月に1回まで他行宛の振込が無料という設定でも、ATMから行うと通常の手数料がかかってしまいます。
ことら送金とオリーブ口座の違い
ことら送金(ことら)はスマホ専用の送金サービスで、送金相手の口座番号を知らなくても送金できる便利な仕組みです。三井住友銀行のアプリからことら送金を利用すれば、同行・他行問わず手数料無料で送ることができます。
一方、オリーブ口座の無料特典とは別枠であり、「ことら」はアプリ専用で使えるが、振込明細などが発行されない点なども異なります。
振込手数料を無料にするための正しい使い方
振込手数料無料の恩恵を受けるには、以下のステップが必要です。
- 三井住友銀行アプリまたはSMBCダイレクトにログイン
- そこから振込操作を行う(ATMからは不可)
- 回数制限を超えないように注意(例:月3回)
また、Vポイントアッププログラムのステージによって回数が異なるため、自分のステージを事前に確認することも大切です。
実際の失敗例と改善策
実際にあったケースでは、「ATMから振込=無料対象と思い込んでいた」ことで300円以上の手数料が発生してしまった例があります。
これを防ぐためには、必ずスマホアプリかWebのSMBCダイレクトから送金し、ATMからは極力操作しないようにすることがポイントです。
まとめ:無料振込の恩恵を受けるにはネット経由が必須
オリーブ口座の他行宛振込無料特典は非常に便利ですが、「ネットからの操作限定」という条件を理解しておかないと損をしてしまいます。
ATMでは手数料が発生するため、送金の際は必ずスマホアプリやSMBCダイレクトを利用しましょう。今後はことら送金なども含め、自分の用途に合った送金手段を選ぶことが大切です。
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