最近はスマートフォンから手軽に銀行口座を開設できるようになり、特にアルバイトの給与振込などに急いで口座を作る方も増えています。三菱UFJ銀行の「スマート口座開設アプリ」を使った場合、通帳やキャッシュカードの扱いについて疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
スマート口座開設アプリとは?
三菱UFJ銀行が提供するスマート口座開設アプリでは、スマホだけで本人確認と申込手続きが完結します。来店不要で24時間いつでも申込可能なため、時間がない学生や社会人にとって便利な手段です。
しかし、この方法で開設された口座は、原則として通帳は発行されず「通帳レス口座(Eco通帳)」となります。キャッシュカードについては後日郵送される場合と、別途申請が必要な場合があります。
キャッシュカードはどうなる?
スマート口座開設で申し込んだ際には、原則として「キャッシュカードあり」で申し込めば、自動的に後日自宅に郵送されます。通常は口座開設後1~2週間程度で届きます。
もし何らかの理由でキャッシュカードを申し込まなかった場合や、届かない場合は、本人確認書類を持って店舗窓口で再発行申請する必要があります。
通帳が必要な場合はどうすればいい?
スマート口座開設では通帳が発行されない「Eco通帳(インターネット通帳)」が基本となります。これは環境配慮と管理の簡略化を目的としたサービスです。
紙の通帳がどうしても必要な場合は、口座開設後に銀行窓口で申し出れば、通帳付きの口座へ切り替えることも可能です。ただし、2021年以降は紙通帳への変更には年間手数料(550円/年)が発生します。
スマート口座開設の流れ
- アプリをインストールし、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)を撮影
- 氏名・住所・勤務先などを入力
- キャッシュカードの送付先を入力
- 審査完了後、口座番号がアプリ内に表示される
- キャッシュカードが郵送で届く
審査中は「受付番号」が発行され、ステータスをアプリで確認可能です。即日利用開始ではありませんが、口座番号は比較的早く通知されます。
バイト先へ口座番号だけでも先に伝えてOK?
バイト先が給与振込用に口座情報を求める場合、アプリ内に表示される口座番号と支店名があれば、基本的に問題なく提出可能です。
ただし、キャッシュカードが届いていない間はATMでの引き出しができないため、一時的にモバイルバンキングアプリ(MUFGアプリ)やネットバンキングを使うと便利です。
まとめ:キャッシュカードは後日郵送、通帳は原則なし
三菱UFJ銀行のスマート口座開設では、原則として通帳は発行されず、キャッシュカードは申込時に選択していれば後日郵送されます。どうしても通帳が必要な場合は、口座開設後に店舗で変更申請が可能ですが、年間手数料がかかる点に注意しましょう。
バイト先に口座番号を早めに伝えたい場合でも、アプリ内の情報で対応可能です。キャッシュカードが届くまでの間は、MUFGアプリやインターネットバンキングを活用しましょう。
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