車の買い替えでローンを組める？社会人2年目で借金がある場合の審査通過のポイントと注意点

車を買い替えたいと思っても、すでにローンがある状態では新たな借り入れができるのか不安になりますよね。特に、社会人2年目で390万円の借入がある状態で、さらに300万円の車のローンを通すにはどうすればいいのか、この記事ではそのポイントを解説します。

現在の借金状況がローン審査に与える影響

金融機関は申込者の返済能力を評価する際、「年収」と「既存の借入額」を重要視します。特に車のローンは信販系やディーラーローンでも審査があり、借入総額が年収の3分の1〜4分の1を超えている場合は、審査が厳しくなる傾向にあります。

たとえば年収が350万円であれば、既に390万円の借入がある状態では、追加の300万円のローンは「過剰債務」と見なされ、通らない可能性が高いです。

車のローンを通すには、いくつか工夫する余地があります。

上記の工夫は、特に若年層や勤続年数が浅い人にとって重要です。

年収はローンの返済能力を示す基準のひとつです。勤続年数が1〜2年だと不利になる場合もありますが、正社員であれば信用はプラスになります。また、クレジットカードや携帯料金の遅延があると、信用情報に傷がついてしまい審査に通らない要因になります。

車のローンは信用情報機関（CICやJICC）で審査されるため、過去の支払い履歴に不安がある方は、CICの開示サービスで確認してみるのもおすすめです。

車のローンには大きく2種類あります。

今の借入額が多い場合は、まずディーラーローンで仮審査をしてみる方が現実的です。

社会人2年目で借金300万円あったAさん（年収370万円）は、今の車を売却しローン残債を100万円まで減らしました。その後、ディーラーで下取り額を頭金にして200万円の新車ローンに申し込み、無事通過。ポイントは「借金を減らした」ことと「下取り額を頭金にした」ことでした。

現在390万円の借入があっても、新たに300万円の車のローンを通すことは「絶対に不可能」ではありません。しかし、審査を通すには年収とのバランス、信用情報、現在の車の処分方法など、複数の要素を検討する必要があります。

まずは今の車の査定額を把握し、借入残高を減らす戦略を練ることが第一歩です。そして無理な借り入れにならないよう、しっかりと返済計画を立てましょう。