ビックカメラ株主優待券はお得?金券ショップとの価格差とポイント還元の真実

決済、ポイントサービス

家電量販店「ビックカメラ」の株主優待券は、個人投資家にとって人気の高いインセンティブの一つです。しかし、金券ショップでは1000円券が960円前後で販売されており、ポイントが付かないというデメリットもある中で、果たして本当にお得なのでしょうか?この記事では、その仕組みと実際の価値をわかりやすく解説します。

ビックカメラ株主優待券の基本的な仕組み

ビックカメラの株主優待券は、ビックカメラ各店舗およびソフマップ・コジマなどの系列店舗で使用できる商品券で、1000円単位で発行されます。株を100株以上保有していると、年に2回、所有株数に応じて配布されます。

この券の最大の特徴は、使用時にビックポイントが付与されないという点です。通常の現金払いやクレジットカード払いであれば10%のポイントがつく商品でも、優待券を使うと0%になるため、実質的な値引き率に影響を与える要素となります。

金券ショップでの価格が960円前後の理由

「ポイントが付かないのに、なぜ960円もするのか?」という疑問はもっともです。しかし、この価格は市場の需給バランスによって決まります。ビックカメラの優待券は人気が高く、特に期限が長く残っている券や、セール時期にまとめ買いを検討する人には需要が集中します。

また、一部の商品ではそもそもポイントが付かないケース(Apple製品やゲーム機本体など)もあるため、そのような商品を買う予定がある人にとっては、優待券の価値=現金と同等と考えられ、960円という価格でもお得と判断されるのです。

ポイントを重視するなら現金払いも選択肢

たとえば、1万円の商品を購入した場合、現金払いであれば1000ポイント(=1000円相当)が付く一方、優待券では0ポイントです。仮に金券ショップで960円で優待券を購入して支払った場合、支払額は9600円でポイントはゼロ。現金で払えば実質9000円分で済むことになります。

このように、高ポイント還元の商品を狙う場合は、あえて優待券を使わない方が得になるケースも存在します。

逆の視点:優待を受け取った人はどう使う?

一方で、株主として優待券を受け取った人の中には、「使い道がない」「ポイントがつかないなら換金したい」と考える方もいます。この場合、金券ショップで売却して現金化し、通常購入に充てることで、間接的にポイントを得ながら優待を活用するという選択も可能です。

ただし、手間や移動費を考えると、ある程度まとまった額でなければメリットは薄いかもしれません。

ポイントがつかない商品への活用が最適

実際には、Apple製品や一部のゲーム機本体、セール対象商品など、ビックポイントが付かない商品に対しては、優待券の使用が非常に効果的です。例えば、iPadを購入する場合、現金で買ってもポイントが付かないので、優待券を使えば支出をそのまま削減できます。

このような「ポイント対象外商品」を狙って優待券を使うのが、最も理にかなった戦略だといえるでしょう。

まとめ:株主優待券の価値は使い方次第

ビックカメラの株主優待券は、使い方によってその価値が大きく変わります。ポイントが付かないという特性を理解した上で、対象商品やシーンを選べば、金券ショップでの購入も含めてお得に活用できます。逆に、ポイント還元率を重視する場合は現金払いやクレジットカードの方が有利です。

「どう使うか」が鍵を握る株主優待券。その特性を活かして賢く節約・資産運用していきましょう。

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