住信SBIネット銀行のドル定期預金「3ヶ月4.1%利率」は年利?利息の具体的な計算方法と注意点

ネットバンキング

ドル建て定期預金は、高金利が魅力として注目を集めています。特に、住信SBIネット銀行の「3ヶ月・年4.1%」という表示はインパクトがありますが、実際の利息はどのように計算されるのでしょうか?この記事では、ドル定期預金における利率の意味と利息の具体的な算出方法、注意点まで詳しく解説します。

「3ヶ月で4.1%」という表示は年利換算

銀行で提示されている「4.1%」という利率は、通常は年利(Annual Interest Rate)を表しています。つまり、1年間預け入れた場合に得られる利率が4.1%という意味です。

このため、3ヶ月間の預入期間では、4.1%のうちの4分の1(≒1.025%)が利息として計算されることになります。これは「単利計算」の場合の目安です。

1,000万円を3ヶ月預けた場合の利息の目安

たとえば、1,000万円相当のドルを預け入れたと仮定した場合、計算方法は以下のようになります。

  • 預入額:1,000万円
  • 為替レート:仮に1ドル=150円(例として)
  • 預入ドル:1,000万円 ÷ 150円 = 約66,666ドル
  • 3ヶ月分の利率:4.1% ÷ 4 = 1.025%
  • 利息:66,666ドル × 1.025% ≒ 683ドル

つまり、約683ドルの利息がつく計算です。日本円換算すると、約102,450円(1ドル=150円換算)となります。

為替変動によるリスクも押さえておこう

ドル建て預金は金利面で魅力的ですが、日本円に戻すときの為替レートによっては為替差損が発生する可能性があります。

たとえば、預けたときは1ドル=150円だったのが、引き出すときに1ドル=145円になっていると、利息以上に為替差損が出る場合もあるため注意が必要です。

税金と手数料の扱いも確認を

外貨預金の利息には、20.315%の源泉徴収税がかかります。したがって、実際の受取利息は、前述の683ドルから約139ドル(=20.315%)が差し引かれ、約544ドルが手取りとなります。

また、円→ドルやドル→円の為替手数料(片道15銭程度)もかかる点を忘れずに確認しておきましょう。

短期でも魅力のある外貨預金の活用法

3ヶ月といった短期でも、今のような高金利環境では利息が期待できます。現金を遊ばせたくないが、リスクは抑えたいという方には魅力的な選択肢です。

ただし、複利効果を狙うなら、満期後に再投資する「自動継続」の設定や、半年・1年のプランとの比較検討も有効です。

まとめ:表示金利は年利、実質利息は期間に応じて分割

住信SBIネット銀行のドル定期預金「3ヶ月4.1%」の表示は、あくまで年利であり、3ヶ月預ける場合にはその1/4が適用されます。

預入額1,000万円で為替が150円と仮定すれば、約683ドル(税引前)の利息となります。為替の影響や税金・手数料も含めて、総合的に判断することが重要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました