年金の受取口座を変更するには?65歳以上でもできる手続きの流れと必要書類

年金

老齢基礎年金や厚生年金を受給している方の中には、「受取口座を変更したい」と思うことがあるでしょう。特に、高齢になってから口座管理を簡略化したい、もしくは通帳を紛失した・解約したなどの理由で手続きが必要になるケースは少なくありません。

年金の受取口座変更は可能です

年金受給者は、金融機関や口座を変更したい場合、「年金受取機関変更届」を提出することで受取口座の変更が可能です。これは年齢に関係なく、65歳以上の方でも手続きできます。

対象となるのは、老齢基礎年金(国民年金)、老齢厚生年金のいずれにも該当します。つまり、老齢基礎年金だけの変更も可能です。

手続きに必要な書類

  • 年金受取機関変更届(様式は年金事務所または日本年金機構のサイトからダウンロード可能)
  • 変更後の金融機関の通帳またはキャッシュカードのコピー
  • 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・健康保険証など)

口座名義は必ず受給者本人でなければなりません。家族名義の口座は指定できません。

提出方法と手続きの流れ

提出は最寄りの年金事務所の窓口へ直接提出するか、郵送でも受け付けています。郵送の際は、必要書類のコピーも忘れず同封しましょう。

手続き完了までには、通常1〜2か月程度かかります。その間、変更前の口座へ年金が振り込まれる可能性がありますので注意が必要です。

手続き前に確認しておきたいポイント

・変更届を提出した月の翌々月から新口座に変更される場合が多い

・変更後の口座に間違いがないように記入を慎重に

・届出書は記入ミスが多いため、可能なら窓口で職員と確認しながらの提出が安心

年金事務所でのサポートも活用しよう

不安な点がある場合は、最寄りの年金事務所で相談も可能です。来所前に予約を入れるとスムーズに案内されるでしょう。電話での問い合わせも受け付けています。

日本年金機構の「受取機関変更届」詳細ページから、最新の情報や書類のダウンロードができます。

まとめ

年金の受取口座は、年齢に関係なくいつでも変更が可能です。必要な書類を揃えて手続きを進めれば、厚生年金や老齢基礎年金の受け取り先を新しい金融機関に変更することができます。トラブル防止のため、正確な記載と事前の確認を忘れずに行いましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました