PayPayでの詐欺加担リスクとは?知らずに受け取った残高の使い方に潜む危険と対応策

決済、ポイントサービス

最近、SNSやフリマアプリなどを通じてPayPayのポチ袋機能を使った詐欺被害が急増しています。本人に悪意がなくても、知らず知らずのうちに加担してしまっているケースもあるため注意が必要です。この記事では、知らずに詐欺に関与してしまった場合のリスクや対応策についてわかりやすく解説します。

PayPayの「ポチ袋」機能とは?

「ポチ袋」とは、PayPayで少額の残高を手軽に友人や知人に送れるギフト機能です。お年玉やちょっとしたお礼など、カジュアルな送金手段として人気ですが、悪用されるケースもあります。

最近では、詐欺師が他人から不正に得たPayPay残高を「ポチ袋」として無関係の第三者に送金し、資金洗浄(マネーロンダリング)の手段として利用される事例も報告されています。

「知らなかった」では済まされない法的リスク

たとえ詐欺だと知らずにポチ袋を開封し、PayPay残高を受け取って使った場合でも、「盗品等譲受罪」や「電子計算機使用詐欺」に該当する可能性があります。法律上、「故意がなかった」場合でも、事情を確認せず使った行為が「過失」と見なされるリスクがあります。

特に、見知らぬアカウントやSNS上の知らない相手から届いた残高は安易に受け取らないようにすることが重要です。

実際のトラブル例:SNS経由でのポチ袋詐欺

ある高校生が、SNSで「今だけPayPay配布中!」という投稿を見てポチ袋を開封。数日後、警察から連絡が入り「詐欺被害金の一部を受け取っている」と説明されたケースがありました。この生徒は無自覚でしたが、結果的に犯罪に関与したとされました。

このような事例では、最悪の場合、残高の返金に加えて事情聴取や捜査対象になることもあり得ます。

PayPay残高が増えていた場合に取るべき対応

心当たりがないのにPayPay残高が増えていた場合、以下の行動を取りましょう。

  • まずはPayPayの利用履歴を確認し、誰から送金されたかを特定
  • 送金元が不明、またはSNSなどで知り合った相手の場合は残高を使用しない
  • すぐにPayPayカスタマーサポートへ連絡し、状況を報告
  • 必要であれば警察にも相談

PayPay公式のヘルプセンターでも不正送金に関するガイドがありますので、確認しておくと安心です。

加担しないために普段から意識すべきこと

・安易にSNS上のギフトリンクやQRコードを開かない
・「〇〇するだけでPayPayあげます」などの投稿には反応しない
・PayPay残高が突然増えたら、すぐ使わず確認する
・本名でない送金者からの送金は要注意

特に未成年や金融知識に乏しい人ほど、無自覚で巻き込まれるリスクが高くなります。家庭でもこうしたリスクについて会話することが大切です。

まとめ:知らずに使っても違法になる可能性がある

PayPayのポチ袋機能は便利な反面、詐欺や不正送金の温床になるリスクもあります。残高が増えていたとしても、出所が不明なまま使ってしまうと法的な責任を問われる可能性があります。

「知らなかった」では済まない場合もあるため、怪しい取引や送金には絶対に手を出さず、まずは確認・相談する姿勢が大切です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました