給料6万円でも社会保険料は引かれる?途中入社の手取り額をわかりやすく解説

社会保険

パートやアルバイトなどで途中入社し、月給が6万円ほどの場合でも、「社会保険料が引かれる」と聞くと戸惑う方は多いのではないでしょうか。本記事では、実際に手取りはいくらになるのか、保険料が引かれる条件や目安とともに解説します。

月収6万円でも社会保険加入の対象になる?

社会保険(健康保険・厚生年金)は、勤務時間や雇用条件によっては、月6万円程度の給与でも加入対象になります

たとえば、以下のような条件がそろうと加入義務が発生する場合があります:

  • 週20時間以上の労働
  • 2ヶ月以上の継続見込み
  • 賃金月額88,000円以上(※)
  • 学生でないこと

※2022年以降、一部の企業では賃金要件が撤廃または緩和されています。

6万円の給与から引かれる社会保険料の目安

仮に社会保険に加入し、月給6万円(=標準報酬月額60,000円相当)だった場合、おおよその保険料は以下の通りです(東京都・協会けんぽの場合)。

項目 金額(概算)
健康保険料 約2,940円
厚生年金保険料 約5,490円
雇用保険料(3/1000) 約180円
合計控除 約8,600円

したがって、手取り額はおおよそ51,400円前後になると見込まれます。

もし社会保険未加入だった場合の手取り

保険加入要件を満たさない場合は、社会保険料は控除されません。雇用保険(年収により対象外の場合あり)のみ引かれると仮定すると、手取りは59,800円前後になる可能性があります。

ただし将来の年金や医療保障の面では、社会保険に加入している方がメリットが大きいといえます。

実際の給与明細で確認すべきポイント

給与明細には、以下のような控除項目が記載されています。

  • 健康保険料
  • 厚生年金保険料
  • 雇用保険料
  • 源泉所得税(※この収入帯では通常0円)

明細を見て、それぞれの金額を確認してみましょう。勤務先の規模や加入条件により、保険の扱いは異なる場合があります。

まとめ:社会保険加入なら手取りは約51,000円前後が目安

月収6万円でも条件によっては社会保険に加入することがあり、その場合は約8,000円強が保険料として差し引かれます。

保険加入時:手取り約51,000円前後/未加入時:手取り約59,800円前後が大まかな目安です。

勤務開始前後に雇用条件をしっかり確認し、保険の加入有無と控除額を把握しておくことで、予期せぬ手取りの差に戸惑うことも減るでしょう。

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