若くして入院や体調不良を経験すると、「また働けなくなったらどうしよう」という不安を感じる方も多いでしょう。特に一人暮らしで収入が途絶えた場合、家賃や生活費に直結するため、万一への備えが欠かせません。本記事では、月15〜20万円の給付を希望する方に向けた就業不能保険の選び方やおすすめの考え方を紹介します。
就業不能保険とは?医療保険との違い
就業不能保険は、病気やケガで働けなくなった際に、収入の代わりとして月額給付を受け取れる保険です。医療保険やがん保険が「入院費・治療費」に対して支払われるのに対し、就業不能保険は日々の生活費の補填が主な目的です。
たとえば、入院が終わっても通院や自宅療養で働けない期間が長引いた場合、家賃や光熱費・食費を支えるのがこの保険の役割です。
必要な給付額はどれくらい?一人暮らしの生活費目安から逆算
一人暮らしの固定費は以下のようなケースが多いです。
- 家賃:¥60,000〜¥80,000
- 食費:¥30,000〜¥40,000
- 光熱・通信費:¥15,000〜¥20,000
- 雑費・医療費など:¥10,000〜¥15,000
合計すると、月12万円〜15万円は最低限必要です。これに加えて余裕を持たせるなら、月20万円の給付を目指すのが安心です。
就業不能保険の主な加入条件と注意点
就業不能保険は「働けない状態」が続いた場合に支払われますが、保険会社によって定義が異なります。注意したいポイントは以下の通り。
- 支払い開始までの待機期間(免責期間):60日や90日が一般的。短期入院には適用されません。
- 給付対象となる状態の定義:「医師の指示による就業制限」があるかがポイントです。
- 精神疾患は給付対象外のケースも多い:うつ病などは一部商品で対象外、もしくは制限付き。
加入前に、どんなときに給付されるのか具体的に確認することが重要です。
おすすめ就業不能保険の例(月15〜20万円給付対応)
※2025年時点の主要な保険会社の中で、月額15〜20万円を給付対象とした商品例。
- オリックス生命「Income Support」:最大月20万円給付。免責90日。保険料は20代女性で¥1,500〜¥3,000程度。
- ライフネット生命「就業不能保険(働く人への保険2)」:60日免責・月額給付15万円コースあり。ネット完結型で保険料も安め。
- メットライフ生命「マイ フレックス」:保障カスタマイズが可能。精神疾患にも条件付きで対応。
商品比較は、価格.comの保険比較などで試算・比較可能です。
過去の入院歴がある場合の影響と対策
社会人1年目で入院経験がある場合、保険加入審査で告知が必要になります。病名や完治までの期間によっては、加入を断られたり条件付き(特定部位不担保)となるケースもあります。
加入前には保険ショップや保険相談窓口で無料相談し、自分に合ったプランを探すのが安心です。審査が不安な場合は、簡易告知型や引受基準緩和型も選択肢になります。
まとめ
・就業不能保険は、一人暮らしで働けなくなった際の生活費を支える大切な備え。
・月15〜20万円の給付設定ができる保険商品は複数あり、免責期間や給付条件の違いに注目。
・過去の入院歴があっても加入可能な商品もあるため、まずは無料相談や比較サイトで情報収集を。
「また倒れたらどうしよう」という不安を、備えに変えることで心の安心につなげましょう。
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