22歳・実家暮らしで貯金40万円は少ない?若いうちの支出と将来設計のバランスを考える

家計、貯金

初めてのイベントやライブでつい財布の紐が緩んでしまった——そんな経験は誰にでもあるものです。特に収入や生活費のやりくりに慣れていない20代前半では、後から不安を感じるのも当然です。この記事では、実家暮らしで収入15万円・貯金40万円という状況が「やばい」のかどうか、そして今後の支出と貯蓄のバランスについて考えていきます。

22歳で貯金40万円は本当に少ないのか?

まず、22歳という年齢で40万円の貯金があるというのは、実はそこまで珍しいことではありません。大学卒業後1〜2年目の社会人であれば、まだ生活が安定しておらず、貯蓄よりも経験や趣味にお金を使う傾向があります。

厚生労働省の調査によれば、20代単身世帯の貯蓄額の中央値は約10万円程度です。つまり、40万円という数字は平均よりも上であるといえます。

ライブ・推し活にお金を使うのは悪いこと?

推し活やライブへの出費は、「浪費」ではなく、心の栄養になる「投資」です。ただし、使う金額をあらかじめ上限設定しておくことが大切です。

例えば、毎月の趣味費を2万円までにする、交通費はポイントサイトや割引パスを活用する、宿泊はカプセルホテルや友人とシェアするなど、小さな工夫で支出を抑えることが可能です。

緊急支出に備えて「生活防衛資金」を確保しよう

どんなに今が楽しくても、突然の病気や仕事の変化などに備える「生活防衛資金」は必要不可欠です。目安としては、最低3ヶ月分の生活費(例:月7万円×3=21万円)を残しておくと安心です。

今の口座残高が37万円あるなら、そのうち21万円を生活防衛費とし、残りを次の貯金目標や趣味費に振り分けるなど、ルールを作るのがおすすめです。

同世代はどうしている?20代の平均貯金・支出実態

金融広報中央委員会の『家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯)』によると、20代の約4割が貯蓄ゼロというデータもあります。貯金が40万円あるだけでも十分優秀ということが分かります。

また、生活費に関しても実家暮らしであってもスマホ代や食費、消耗品を自己負担している場合、それだけで月3〜5万円の固定費になるケースも。自分のライフスタイルと支出のバランスが保たれていれば、あまり悲観する必要はありません。

今から始められる“簡単お金ルール”の作り方

浪費を防ぐためには、毎月の収支を可視化することが大切です。アプリを使った家計簿や、封筒分け管理などで、「使っていいお金」と「使ってはいけないお金」の線引きをしましょう。

また、定額貯金設定を給与口座から別の口座へ自動で振り分けておけば、「あるだけ使ってしまう」リスクも減ります。たとえば、毎月5,000円からの積立でも1年で6万円、5年で30万円になります。

まとめ:失敗をきっかけに、お金との付き合い方を見直そう

22歳で貯金40万円というのはまったく「やばく」ありません。むしろ、今後の人生をより良くするための貴重なスタートラインです。

ライブや推し活での出費を反省材料にしながら、自分に合った予算ルールと貯金の仕組みを取り入れれば、これからはもっと安心してお金を使えるようになります。焦らず、今から少しずつ「整える」ことが大切です。

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