クレジットカードの「リボ払い」は便利なように見えて、仕組みを正しく理解していないと想定外の利息負担につながることがあります。とくに意図せずリボ払いに切り替えてしまったケースでは、早めの対応が重要です。この記事ではリボ払いの仕組み、誤って設定された場合の対処法、そして損をしないための考え方をやさしく解説します。
リボ払いとは？仕組みと通常の支払いとの違い
リボ払い（リボルビング払い）とは、毎月の支払い額が一定になる支払い方法です。たとえば「毎月5,000円まで」といった形で設定すると、たとえ10万円の買い物をしても、翌月の請求は5,000円になります。
しかし、その残りの支払い分（この例では95,000円）には年利15％前後の高い利息が発生し続けます。この利息が「リボ払いは危険」といわれる最大の理由です。
知らずにリボ払いを設定してしまった場合の対応
よくあるのが、サイトやアプリでの確認中に「リボ変更」や「一部リボ適用」のボタンを誤って押してしまうケース。これにより一部の請求がリボ扱いになることがあります。
こうした場合はすぐにカード会社へ連絡をし、「一括返済をしたい」「リボ解除をしたい」と申し出ましょう。ほとんどの会社はオンラインまたは電話での対応が可能です。
リボ払いでどれくらい利息がかかる？
たとえば10万円をリボ払いにして、毎月3,000円ずつ返済、金利15％の場合、完済までに約4年かかり、支払う利息は合計3万円以上にもなります。
少額でも長期間放置すると利息が膨らむため、できるだけ早く一括返済することが重要です。
繰り上げ返済や一括返済で早期終了を
リボ払いの残額は、多くのカード会社で「追加返済」や「全額一括払い」が可能です。これはネット上のマイページやカスタマーサポート経由で申し込めます。
例：カード会社のアプリで「リボ払い残高を全額支払う」ボタンを選び、次回の引き落としで残りの金額を一括返済するだけで、利息の発生を最小限に抑えることができます。
今後のリボ払い設定を無効にするには
- カード会社のマイページで「リボ払い登録状況」を確認
- 「リボ解除」または「標準設定を一括払いに戻す」を選択
- 必要ならカスタマーサポートに電話で確認
例：関西カードの公式サイトでは、会員ページでリボ設定を即時変更できます。
まとめ：焦らずすぐに行動を
リボ払いは仕組みさえ理解していれば怖いものではありませんが、「知らずに使ってしまう」と高い利息で損をしてしまう危険があります。今回のように間違って設定されたと感じた場合は、まずカード会社へ連絡して相談し、可能なら全額返済を行いましょう。今後はリボ設定の状況を定期的に確認する習慣をつけることで、安心してクレジットカードを利用できます。
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