クレジットカードの申し込みでは「年収欄」が必ず問われますが、現在無職である場合や転職・退職直後の場合、何を記入すればいいか悩む方も多いのではないでしょうか。本記事では、無職や収入のない期間中の年収記入について、カード会社の審査の観点や注意点とともに解説します。
年収欄の意味と目的とは?
クレジットカードの年収欄は、申込者の返済能力を審査するための重要な情報源です。年収が高いほど利用枠も大きく設定されやすくなります。一方で、年収が0円や著しく少ない場合は、カード発行自体が見送られる可能性もあります。
このため、カード会社は「現在の収入状況」および「今後の収入の見通し」も含めて、年収欄の記入内容を重視します。
現在無職の人は年収欄に何を書くべきか
結論からいえば、「現在無職で収入がなければ、年収欄は『0』または『0円』と記入するのが基本です」。
ただし、前年に給与があり、前年の収入証明が提出できる場合は、「前年の年収を記入する」という選択肢もあります。この場合、備考欄に「前年収入」と明記しておくのが望ましいです。
カード会社の判断基準と審査ポイント
カード会社は、年収以外にも以下のような要素で審査を行います。
- 現在の職業(会社員、自営業、無職など)
- 居住形態(持家か賃貸か)
- 他社借入の有無
- 家族構成や扶養者の有無
無職の場合、配偶者や家族の収入を頼りにしているか、資産がどの程度あるかも重要な判断材料です。
収入がないときにカードを作る選択肢
以下のような選択肢を取ることで、カード発行の可能性を高めることができます。
- 家族カードを作成(配偶者のクレジットカードに紐づく)
- デビットカードを利用(審査不要で即時決済)
- 就職・復職後に申し込み(安定した収入確保後)
無理に嘘の年収を記入すると、信用情報に傷がつくリスクもあるため注意が必要です。
実例:退職後にカードを申し込んだケース
たとえば、ある方が2024年末に退職し、現在2025年6月時点で無職だった場合、前年の年収が400万円で証明書類があれば、それをもとに記入したとの報告があります。結果的に、審査通過したケースもあるため、状況に応じて判断することが求められます。
まとめ:正直に記入し、備考を添えるのがベスト
現在無職で年収がない場合、基本的には「0円」と記入すべきです。ただし、前年度の収入があって証明可能であれば、その金額を記載し、備考で補足するのが現実的な対応といえます。いずれにせよ、虚偽の申告は避け、審査基準に合った正確な情報提供を心がけましょう。
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