自動車保険や火災保険などの損害保険に加入していると、毎年更新の時期がやってきます。保険会社によっては、更新手続きをしなくても契約が継続される「自動更新制度」がありますが、それがすべてのケースに当てはまるとは限りません。この記事では、損保ジャパンの更新手続きに関して、自動更新の仕組みや注意点について解説します。
損保ジャパンの契約更新の基本ルール
損保ジャパンの自動車保険や火災保険などには、自動更新契約と手動更新契約の2種類があります。契約内容によってどちらになるかが決まっており、契約書や更新案内に「自動継続」「更新手続きが必要」などと記載されているのが特徴です。
たとえば、長年同じ内容で契約しているケースでは、自動更新が前提となっていることも少なくありません。更新書類が届いた際は、その内容に「自動更新されます」等の文言があるかを確認しましょう。
「何もしなければ更新される」のか？
仮に契約が自動更新に該当するものであれば、手続きや返送をしなくても現在の内容で継続されるケースがほとんどです。特に変更がない場合は、保険料の支払いが続いていれば自動的に契約が延長されます。
ただし、口座振替やクレジットカード払いに設定していない場合や、保険料の未払いがあった場合には更新されない可能性もあるため、注意が必要です。
書類は必ず確認しよう
自動更新の場合でも、更新案内には重要な情報が含まれています。保険料の改定、補償内容の変更、特約の見直しなどがある場合は、そのまま継続すると気づかずに補償が薄くなる可能性もあります。
たとえば「特約が削除されていた」や「免責金額が上がっていた」などの事例も報告されています。気づかずに事故を起こしてからでは遅いので、更新書類の内容は必ず目を通しましょう。
自動更新ではない契約もある
すべての損保ジャパンの契約が自動更新されるわけではありません。たとえば、一部の特約や団体扱い契約、インターネット割引付きの契約などは自動継続の対象外となっていることがあります。
このような場合、更新書類に「更新手続きが必要です」と明記されていますので、その指示に従って必要な手続きを行いましょう。
自動更新でもできる見直しと手続き
自動更新だからといって、内容をそのままにする必要はありません。保険料の見直しや、補償内容の変更、免責の設定などは更新時に調整可能です。
たとえば、子どもが免許を取得した場合や、走行距離が大幅に変わった場合は、内容を変更することで保険料を抑えることも可能です。損保ジャパンの代理店やコールセンターに連絡すれば、契約内容の見直しについて相談に乗ってもらえるので安心です。
まとめ：放置しても継続されるが、確認は必須
損保ジャパンの契約が自動更新であれば、基本的には何もしなくても契約は継続されます。ただし、契約内容に変更があったり、保険料支払いの設定が正しくないと更新されないこともあるため、書類は必ず確認しましょう。
「放置しても大丈夫」と思わずに、一度は目を通して、必要に応じて補償内容の見直しを検討することが大切です。
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