銀行アプリは安全?不正アクセス対策と通帳の扱いについて徹底解説

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銀行アプリを利用すれば、残高照会や振込がスマホ1台で簡単にできるため、多くの人が便利さを実感しています。しかし、その一方で「セキュリティ面は大丈夫?」「紙の通帳は使えなくなるの?」という不安を抱える方も少なくありません。この記事では、銀行アプリの安全性と通帳の取り扱いについて詳しく解説します。

銀行アプリのセキュリティはどうなっている?

多くの銀行アプリでは、次のようなセキュリティ対策が施されています。

  • 生体認証(指紋・顔認証)でログイン
  • 二段階認証による本人確認
  • 不正検知システムによるアクセス監視
  • ログイン通知や取引通知でリアルタイムの確認が可能

例えば、三菱UFJ銀行やみずほ銀行では、不正ログインが疑われる操作があった際にアプリやメールで通知が届く仕組みがあります。これにより、万一の不正利用にも即時対応が可能です。

不正アクセスの事例と利用者の責任

2020年以降、スマホ決済や銀行アプリを狙った不正アクセスの報告が増えています。特にIDやパスワードの使い回しが原因のケースが多く、利用者のセキュリティ意識も重要です。

また、金融庁や消費者庁の報告によれば、本人の過失(パスワードを他人に教えた等)がない場合には、銀行側が補償を行うケースもあります。ただし、アプリを使っていても、スマホ自体にロックをかけていない場合などは「補償対象外」になる可能性もあるため注意が必要です。

紙の通帳はどうなる?アプリ利用との関係

銀行アプリを利用しただけで、紙の通帳が使えなくなることはありません。ただし、「通帳レス」サービスに申込んだ場合は、紙の通帳は発行されなくなります

多くの銀行では、通帳レスに切り替えるとATM手数料や口座維持手数料が無料になるなどのメリットがあります。例として、三井住友銀行の「通帳アプリ」では、過去10年分の取引履歴をスマホで確認できます。

銀行アプリを安全に使うためのコツ

銀行アプリを安全に使うには、次のような対策が効果的です。

  • スマホに必ずロックをかける
  • アプリのパスワードや生体認証は複雑でユニークなものにする
  • 公共Wi-Fiでは利用を避ける
  • アプリやOSを常に最新に保つ

特に無料Wi-Fiは盗聴されやすく、銀行アプリの利用は推奨されていません。自宅などの安全な環境での利用が理想です。

将来的に通帳レスは主流に?

環境保護やデジタル化の流れにより、紙の通帳廃止を進める銀行も増えてきました。たとえば、ゆうちょ銀行は2026年から新規口座の通帳発行を原則廃止予定としています。

そのため、今後は銀行アプリと通帳レスの組み合わせが当たり前になる可能性も高く、今のうちから慣れておくとスムーズです。

まとめ:安心して使うには情報管理が鍵

銀行アプリは、適切なセキュリティ対策が施されており、基本的には安全に使える仕組みになっています。ただし、利用者自身の注意が重要であり、パスワード管理やスマホの設定も含めて、総合的な情報管理が求められます。

また、アプリを使ったからといってすぐに紙の通帳が使えなくなることはなく、希望に応じて選べる体制となっているので安心です。

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