自動車やバイクの任意保険を解約したにも関わらず、保険料が引き落とされてしまうことがあります。特に損保ジャパンなどの大手損保会社では、解約と引き落とし処理のタイミングにズレが生じることがあるため注意が必要です。今回は、解約後に引き落とされた保険料が返金されるのか、返金時期や注意点について解説します。
保険解約後の引き落としはよくあること
保険を月払い・年払いで契約していた場合、解約の手続きが完了しても、次回の引き落としタイミングと処理が重なると保険料が引き落とされてしまうことがあります。これは損保ジャパンに限らず、他の保険会社でも起こり得る現象です。
例えば、6月10日に解約手続きをしたとしても、保険料の引き落としが6月27日に設定されていた場合、金融機関側の処理の都合でその月の分が引き落とされることがあります。
損保ジャパンの返金手続きについて
損保ジャパンでは、解約日以降に引き落とされた保険料については、原則として返金対応されます。返金は通常、解約手続きが確定した後、1〜2週間以内に指定口座へ振り込まれます。
ただし、口座情報に不備がある場合や、支払い方法がクレジットカードであった場合は処理にさらに日数がかかることもあります。解約書類を郵送で手続きした場合は、処理完了までに余裕を持って3週間ほど見ておくと安心です。
返金される金額の仕組み
保険料の返金は、日割り計算で行われるのが一般的です。たとえば、月額契約で10日に解約した場合は、当月の未経過分が日割りで返金されます。契約内容や解約日によっては返金額が少額になることもあります。
また、長期契約で一括払いをしていた場合は、残存期間に応じた未経過分の返金が行われます。この場合、解約返戻金の明細が郵送やWEBで確認できることもあります。
返金がされないケースに注意
以下のような場合には、保険料が返金されないこともあるため注意しましょう。
- そもそも引き落としが保険期間に対応していた(月の中途解約ではなく、すでに支払った月の保障期間があった)
- 保険期間満了日を過ぎたあとに解約申請した
- 手続きが完了していない、もしくはキャンセル処理に不備がある
少しでも不安な点がある場合は、コールセンターまたは代理店に直接確認するのが確実です。
返金状況を確認する方法
損保ジャパンでは、公式サイトのマイページやカスタマーセンターを通じて、契約状況や返金の処理状況を確認できます。オペレーターとの電話が最も確実ですが、受付時間は平日昼間が中心のため、時間に余裕をもって連絡しましょう。
まとめ:保険解約後の引き落としは返金対象。落ち着いて確認を
損保ジャパンで自動車やバイク保険を解約後に保険料が引き落とされても、多くの場合は返金の対象となります。焦らず、まずは契約状況や解約日、返金処理の進捗を確認しましょう。
返金が1か月以上確認できない場合は、すぐに保険会社へ問い合わせることをおすすめします。手続きや明細の控えを手元に残しておくと、スムーズに対応してもらえます。
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