専門学生や大学生のうちは、自由な時間と経験のチャンスが多い反面、金銭面のやりくりに悩む人も多いもの。毎月のバイト収入から5,000円の貯金をしているけれど、「これって少なすぎるのかな?」と感じている人も少なくありません。実はこの金額、使い方と意識次第で十分な価値を生み出すことができます。今回は学生時代の貯金の考え方と、バランスの良いお金の使い方について解説します。
月5,000円でも貯金していること自体が大きな価値
まず注目すべきは「毎月コンスタントに貯金できている」という事実です。金額の大小ではなく、継続できていることが将来の金銭感覚に大きく影響します。
たとえば、年間で5,000円×12カ月=6万円。3年で18万円にもなります。旅行や引っ越し、スキルアップの資金など、自由に使えるお金が貯まっていきます。
収入と支出のバランスを見るときの目安
一般的に「収入の10~20%を貯金する」のが理想とされています。月収5万円であれば5,000~1万円の貯金はちょうど良いラインです。
ただし、何に使っているかを一度可視化すると無駄な支出に気づけることも。100円~300円程度の出費(カフェ、コンビニ、サブスクなど)が積み重なると、月に5,000円を超えることもあります。
貯金と経験のバランスが大切な理由
学生時代は経験に投資できる大切な時間です。無理に貯金を増やすよりも、「本当に行きたい旅行」「将来に役立つ資格」「仲間との思い出」などにお金を使うのも有意義です。
一方で、「何となく浪費」しているなら注意が必要。たとえば「服はもうあるのにセールでつい買ってしまう」「動画サブスクを3つも契約してる」などは見直すポイントです。
学生のうちに身につけておきたいお金の習慣
将来の生活力に差が出るのは、収入の多さよりも「お金との付き合い方」。おすすめなのは以下の習慣です。
- バイト代が入ったら最初に貯金分を別口座へ移す
- 月末に使いすぎた分を振り返る
- 必要な出費と欲しいものの支出を分けて考える
このような習慣を20代前半から意識できているだけでも、30代以降の金銭的安定度は大きく変わります。
実例:5,000円貯金でできたこと
専門学生のAさんは、3年間で貯めた18万円で「卒業旅行のフランス旅」を実現。学生最後の思い出として後悔なしと語っています。
また、Bさんは月5,000円の貯金とは別に、資格取得のためのオンライン講座に月2,000円を投資し、卒業後の就職活動に役立てました。
まとめ:貯金額より「意識」が未来を変える
毎月5,000円の貯金でも十分に意味があります。学生時代は自由に使えるお金が限られているからこそ、「どう使うか」「何に残すか」が重要です。
将来の自分にとって価値のある使い方を意識しつつ、習慣としての貯金を続けていけば、きっと社会に出たときに「やっててよかった」と思える日が来るはずです。
コメント