銀行振込は便利な一方で、口座番号の入力ミスによる送金トラブルが起こることもあります。この記事では、りそな銀行から三井住友銀行など他行へ振込を行った際に口座番号を間違えた場合の具体的な対処法を解説します。
まず確認すべきこと:振込先に実在口座があったか
振込先の口座番号を間違えても、その番号に該当する口座が存在しなければ、振込はエラーとなり返金されるのが通常です。この場合、数営業日後に自動的に振込元(りそな銀行)に返金されます。
一方、間違えた口座番号が実在し、別の第三者の口座に着金してしまった場合は、自力での回収は難しくなり、銀行同士の調整が必要となります。
最初にするべき行動:りそな銀行への連絡
送金を実行したのがりそな銀行であるため、最初に連絡すべきは「りそな銀行のカスタマーサポート」です。振込エラーなのか、着金してしまっているかも含めて調査を依頼できます。
りそな銀行が確認後、着金先が誤っていると判明した場合は、三井住友銀行に対して「組戻し(くみもどし)」手続きを依頼することになります。
組戻しとは何か?その流れと注意点
組戻しとは、間違って振り込んでしまったお金を返してもらうための銀行間の手続きのことです。りそな銀行を通じて、三井住友銀行に連絡が入り、着金先の口座名義人に返金の同意を求めます。
ただし、この返金は相手の同意がないと実行できません。また、組戻しには数千円の手数料が発生するほか、処理に数日~数週間かかるケースもあります。
三井住友銀行に連絡する必要はある?
基本的に、送金をした本人が直接三井住友銀行に連絡する必要はありません。送金元のりそな銀行から、正式に依頼が行われるためです。
しかし、りそな銀行側が調査結果を報告しない・時間がかかり過ぎるなどの場合は、状況確認のために三井住友銀行に直接確認を入れてもよいですが、個人では詳細を教えてもらえない可能性が高いです。
振込ミスを防ぐための事前チェック
- 口座番号は入力後、必ず2度以上確認
- 口座名義人名が表示される場合は照合を必ず行う
- 小額送金でテストしてから本送金を行う
- 重要な振込は平日に行い、すぐ確認できるようにする
これらの対策により、振込ミスのリスクは大幅に減らせます。
まとめ:振込ミス時は冷静な対応が重要
りそな銀行から三井住友銀行への送金で口座番号を誤った場合、まずはりそな銀行に速やかに連絡を入れることが最も重要です。その後の対応は銀行が主導で行ってくれます。
相手口座が存在しなければ自動返金、存在していた場合は組戻し依頼となります。焦らず、適切な手続きを進めましょう。
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