銀行のATMを利用しようとした際に「暗証番号エラー」でロックがかかる経験をされたことはありませんか?実際に自分で間違えた記憶がないにもかかわらず、ロックされてしまうケースも存在します。本記事ではその原因や、再発防止のための対策をわかりやすく解説します。
暗証番号ロックはどのように発生する?
多くの銀行ではセキュリティ対策として、暗証番号を一定回数以上間違えるとカードにロックがかかる仕組みになっています。一般的には3回連続で誤入力された場合にロックされるよう設定されています。
このロックは「ATMにカードを挿入した人」が誤入力した場合だけでなく、ネットバンキング、モバイル決済、他人によるなりすまし操作など、ATM以外の経路でもカウントされる場合があります。
「自分で間違えていない」のにロックされる原因
- 家族や第三者が誤って操作(共用カードなど)
- スマホ決済アプリとカードが連携している場合、認証ミスが発生
- 古いICチップ付きカードの読み取りエラー
- カード挿入の不具合(斜めに挿入など)
また、キャッシュカードとクレジットカード一体型の場合、誤って別機能で操作しようとしてエラーが起きることもあります。
実際の事例:誤入力していないのにロックされたAさんのケース
Aさんは三井住友銀行のATMを利用中、暗証番号エラーでロックされてしまいました。心当たりがないまま窓口に相談したところ、以前連携していたスマホアプリで複数回ログインに失敗していた履歴が影響していたと説明されました。実際にはアプリのログインPINとカードの暗証番号が混同されていたようです。
このように、自分の知らないうちにカウントが進んでいたというケースもあるため、「使ってない=安全」ではない点に注意が必要です。
ロックされた場合の対処法
カードがロックされた場合は、窓口で本人確認のうえ解除申請を行う必要があります。多くの銀行では運転免許証などの身分証明書が必要です。
また、キャッシュカードの再発行が必要な場合もあるため、早めに問い合わせ・訪問することが大切です。
ロックを防ぐための4つのポイント
- 暗証番号は入力の前に一度頭で確認
- スマホアプリとカードの番号を混同しない
- ICチップ不良を避けるため、カードの破損・汚れはこまめにチェック
- 他人にカードを貸さない、共有しない
とくに暗証番号を複数のサービスで使い回している場合、混乱しやすいため注意しましょう。
まとめ
ATMでのカードロックは「自分で間違えた記憶がない」場合でも発生することがあります。原因としては第三者の誤操作、連携サービスの認証ミス、ICチップの不具合などが挙げられます。トラブルが起きた場合は、焦らず銀行窓口での確認と解除手続きを進めましょう。
日頃からカードの管理と入力時の確認を徹底することで、ロックトラブルを防止できます。
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