車の購入を検討する際、多くの人が利用するのが「マイカーローン」です。特に社会人になって間もない方にとっては、審査に通るかどうか不安になるものです。ここでは、銀行のマイカーローン審査における「年収の扱い」について、わかりやすく解説します。
マイカーローン審査で確認される年収とは
銀行がマイカーローンの審査をする際に重視する年収は、「直近1年間の確定した年収」です。これは通常、前年の源泉徴収票や所得証明書などで確認されます。
例えば、2025年6月に申し込む場合、審査対象となるのは2024年の年収です。社会人2年目であれば、1年目の勤務実績が年収として審査に用いられることになります。
4月入社の場合の年収の見られ方
社会人1年目に4月入社し、12月末までフルで勤務していれば、その期間(約9か月)の年収が審査のベースになります。年間のフル年収と比較して少なく見えることがありますが、これが通常の扱いです。
例:月収22万円 × 9か月 = 年収約198万円という形で審査資料に反映されます。
勤続年数が短いと審査に不利なのか?
勤続年数が1年未満である場合、銀行によっては「転職したばかり」「勤務実績が不安定」と判断され、審査が厳しくなる可能性があります。
ただし、勤務先が安定企業(公務員・上場企業など)であればプラスに評価されることもあり、年収の少なさを補えるケースもあります。
収入証明書類の種類と提出のタイミング
銀行は収入を確認するために、次のような書類の提出を求めてきます。
- 源泉徴収票(前年分)
- 給与明細(直近3か月分)
- 住民税決定通知書(自治体発行)
審査時にはいずれかの提出が必要となるため、事前に準備しておくとスムーズです。
年収が低めの場合の対策
社会人2年目で審査に不安がある場合、以下の方法で審査通過の可能性を高められます。
- 借入金額を控えめに設定する
- 保証人をつける
- 勤続先の評価が高い場合はアピール材料とする
- ディーラーローンなど銀行以外の選択肢も検討する
また、貯蓄状況や他のローンの有無(携帯端末の分割など)も評価材料になることを理解しておきましょう。
金融機関ごとの判断基準にも差がある
一部の地方銀行やネット銀行では、フルタイム勤務が1年未満でも、現在の年収見込み(直近の月収×12ヶ月)をベースに審査する柔軟な対応を取る場合もあります。
自分の勤務形態や収入に応じて、複数の金融機関に事前相談してみるのも賢い選択です。
まとめ:社会人2年目でも年収と勤務実績でマイカーローン審査は通過可能
社会人2年目でマイカーローンの審査に挑む場合、前年の源泉徴収票に記載された年収が主な評価対象になります。収入が少なくても、勤務先の安定性や借入額の調整でカバーできる可能性があります。
不安がある方は、事前に銀行やディーラーに相談し、自分に最適なローン選びを進めましょう。
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