手取り月24万円、ボーナス込み年収600万円前後の一人暮らし。毎月の支出が固定費で既にオーバーし、さらに交際費が膨らむと赤字は拡大します。ここでは実際の家計例に沿って、どこをどう見直せば無理なく黒字化できるのかを解説します。
まずは現状を整理:収入と支出の内訳
月収:手取り24万円。固定費:家賃4万/車ローン3万/食費6万/ガソリン2万/投資信託3万/生活用品1万/光熱費1.5万/通信1.2万/美容2万/交際費2万。合計25.7万円で月次赤字は約1.7万円。ボーナスで補填する状態。
毎月の支出のうち、食費と交際費、車関連費用が大きなウエイトを占めている点が課題です。
見直しポイント①:食費は毎月1〜2万円削減可能
1日あたり2,000円=月6万円は一人暮らしでは高め。外食中心でも工夫次第で節約できます。
例えば「昼だけコンビニ、夜は自炊」といった方法で1日500円ほど削減でき、月1.5万円ほど浮かせることが可能です。
見直しポイント②:交際費は上限を決めておく
映画・Amazon・外食が2万円→3〜4万円へ膨れることが赤字化の原因。PayPay払いにしているなら、PayPay残高上限を2万円に設定するのもおすすめ。
月の娯楽費に上限を設定し、「Amazonでの衝動買い」を減らすことが有効です。
見直しポイント③:車の維持費を再検討
ローン3万+ガソリン2万=月5万円。都市部在住ならカーシェアやレンタカー活用を検討するだけでも数万円の削減余地があります。
すぐに手放せなくても「土日以外は乗らない」場合などは売却を検討してもよいかもしれません。
見直しポイント④:美容関連費用の優先度を見直す
脱毛・ヘアカットで月2万円。脱毛は回数制で支払いが終わる場合が多いため、終了後はその分を貯金に回す計画を立てましょう。
ヘアカットも頻度や店舗を見直すことで月数千円単位で節約が可能です。
固定費以外に意識すべき「意識の赤字」
「収入があるから赤字でもボーナスで埋めればいい」は赤字体質が定着する要因に。家計簿アプリ(マネーツリー)で月ごとに予算を設定し、黒字目標を持つことで意識が変わります。
予算化の例:「食費は月4万円まで」「交際費は2万円まで」「美容費は月1万円まで」など、現実的なラインで制限するのが鍵です。
まとめ:赤字脱却にはまず「意識の仕分け」から
家計改善の第一歩は、自分にとって「生活に本当に必要なもの」と「娯楽・贅沢に近い支出」を分けることです。
今回のケースでは、外食・交際費・車関連費・美容費に見直し余地があり、月に3〜4万円は節約可能です。固定支出を適切にコントロールすることで、ボーナスに頼らず貯蓄も増やせる健全な家計が目指せます。
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