車のローンは家計に大きな影響を与える固定費のひとつです。特に、手取り収入が限られている家庭では、その支出が家計を圧迫する可能性もあります。この記事では、手取り22万円・共働き家庭で月額37,000円の車ローン返済が現実的かどうか、具体例と共に解説します。
手取り22万円+相手手取り20万円の家計構造
共働きで手取りが合わせて42万円前後の世帯収入がある場合、月37,000円の車ローンは一見すると可能な範囲に思えます。しかし、実際は支出のバランス次第です。
例えば、以下のような支出構成を考えてみましょう。
項目 | 金額 |
---|---|
家賃・住宅ローン | 90,000円 |
食費 | 60,000円 |
水道光熱費 | 25,000円 |
通信費 | 15,000円 |
保険 | 10,000円 |
車の維持費(ガソリン・保険) | 15,000円 |
娯楽・雑費 | 30,000円 |
車ローン | 37,000円 |
合計 | 282,000円 |
この支出例だと、まだ貯金や急な出費にも対応できる余裕があります。
ローン比率で見る適正ラインとは?
一般的に、月収(手取り)に対するローン返済額の上限は「20%以内」が理想とされています。手取り22万円の方であれば、44,000円が上限の目安です。
そのため、月37,000円という金額はギリギリ安全圏内といえます。ただし、ボーナス払いを設定している場合や、他に借入がある場合は再検討が必要です。
車ローン以外の固定費とのバランスが重要
住宅費や保険、通信費などの固定費が高くなると、車ローンが家計を圧迫するリスクが増します。
また、車はローン以外にも維持費(駐車場代・ガソリン・保険・税金など)がかかるため、実質的な負担は月37,000円を超えることも理解しておきましょう。
生活スタイルと貯金・将来設計も考慮しよう
子どもがいる、いないによっても状況は変わります。将来の教育費、住宅取得、老後資金なども視野に入れて、無理のない返済額を設定することが望ましいです。
特に車は数年で買い替えや故障リスクもあるため、長期的な視点でのライフプランが大切です。
こんな場合は要注意
- 他にローン(奨学金・クレジット分割・スマホ割賦など)を抱えている
- ボーナスが不安定または見込めない
- 貯蓄がほとんどない
- 生活費の予算に余裕がない
上記に1つでも該当する場合は、車のローン額を見直す、車種を変更する、中古車を検討するなどの工夫が必要かもしれません。
まとめ
共働きで手取り合計42万円前後ある家庭であれば、月37,000円の車ローンは基本的に可能です。
ただし、それは他の支出やライフプランに余裕がある場合に限ります。家計全体のバランスをよく見て、無理のない返済計画を立てることが大切です。
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