楽天カードの支払い月がズレる理由とは？月末の買い物が翌々月請求になる仕組み

楽天カードを利用していて、「5月末に使ったはずなのに請求が7月になっている」と感じたことはありませんか？クレジットカードの締日と請求日の仕組みを知っておくと、こうした疑問がスッキリ解消します。今回は楽天カードを例に、月末の利用が翌々月請求になる理由や注意点を詳しく解説します。

楽天カードの基本的な締日と支払日

楽天カードは、毎月の締日が月末で、支払日は翌月の27日です。たとえば、5月中に買い物をした分は通常6月27日に引き落とされるのが基本となります。

このルールを理解しておけば、大まかな請求スケジュールは把握できますが、月末に利用したものが翌々月に回されるケースも実際に存在します。

理由のひとつは、店舗側の売上データ（伝票処理）の反映タイミングです。クレジットカードは決済と同時にすぐ楽天カードに情報が届くわけではなく、お店が売上データをカード会社に送信するタイミングに依存しています。

たとえば、5月31日に決済しても店舗が売上処理を6月1日以降に行った場合、その利用は6月の締日に含まれ、7月27日支払い扱いになるのです。

特にネット通販では、商品発送や課金のタイミングが遅れることがあり、5月中の注文でも実際の決済処理が6月にずれ込むことがあります。これにより、利用明細への反映も後ろ倒しとなります。

同様に、ガソリンスタンドやホテルなど、一部の業種では一定期間まとめて処理されることがあり、利用日と売上日が異なるのはよくあることです。

楽天e-NAVIなどのオンライン明細では、「利用日」と「利用店からの売上処理日（確定日）」の両方が記載されます。月をまたいだ処理かどうかは、そこで確認可能です。

また、「カード利用速報」などの通知は速報ベースで、確定明細とはタイミングがずれることもあるので、必ず月次の請求明細をチェックしましょう。

例：5月31日にファミリーレストランで食事 → 店舗が6月2日に売上処理 → 6月分の請求に含まれ、7月27日引き落としになる。

このように、月末のカード利用は支払月がずれることがあるため、高額な買い物は利用日と請求月を事前に確認しておくと安心です。

楽天カードの締日・支払日ルールと、実際の請求月がズレる理由を理解しておくことで、クレジットカード管理がよりスムーズになります。特に月末の利用は、売上処理のタイミング次第で翌々月請求になることがあるため、明細のチェックは欠かせません。

予算管理や家計簿をつけている方は、ズレを見越して利用計画を立てることが重要です。