楽天銀行のスーパーローンに申し込んだものの、希望金額に届かず金利も高かった――というケースは珍しくありません。今回は、初回で少額・高金利になってしまった理由や、その後の増枠・金利引き下げの可能性について解説します。
楽天銀行カードローンの初回審査はなぜ厳しい?
楽天銀行スーパーローンは「2.0%〜14.5%」という幅広い金利帯を設定していますが、初回の契約では多くの利用者が上限金利(14.5%)で設定されます。
その理由は、申込者の信用情報が銀行にとって「未知数」であるためです。特に過去にローン実績が少ない、もしくは現在の収入や職業に不確実性がある場合、リスクヘッジとして限度額を低めに、金利を高めに設定されやすくなります。
限度額と金利は利用実績で改善できる
楽天銀行に限らず、多くのカードローンは「利用実績」を評価に加味します。たとえば、下記のような条件を満たすと、増枠や金利引き下げが検討されることがあります。
- 返済遅延が一度もない
- 長期的に安定した利用をしている
- 収入の増加や勤務先の変更などで属性が改善されている
半年〜1年ほどきちんと返済実績を積み、増枠申請や見直しの打診をすることで、条件が良くなる可能性は十分にあります。
希望額と実際の枠に差が出る理由
楽天銀行では最大800万円までの借入が可能ですが、初回申込時に200万円以上が通るのは一部の高属性層(上場企業勤務・高収入・ローン実績多数など)に限られます。
一般的には、年収の3分の1〜2分の1程度が審査通過の目安とされており、信用情報に傷がなくても希望通りにならないことが多々あります。
金利14.5%は「高すぎる」か?
一見すると年14.5%は高く感じられますが、実際の銀行系カードローンでは、限度額が50万円以下の場合は上限金利が適用されることが多く、これは他行も同様です。
たとえば。
金融機関 | 限度額50万円以下の金利 |
---|---|
楽天銀行 | 14.5% |
三井住友銀行 | 14.5% |
みずほ銀行 | 14.0% |
消費者金融では18.0%程度が一般的なため、銀行ローンであれば比較的「低め」の金利帯ともいえます。
他行への借り換えで条件改善も検討
「とにかく金利が高くて使う気にならない」と感じる場合は、他の銀行系カードローンへの借り換えや、おまとめローンの検討も有効です。
ただし、借り換え時にも審査があります。安易な借り換えは信用情報に傷をつけるリスクもあるため、金利差や返済総額をシミュレーションしながら慎重に判断しましょう。
まとめ:まずは信用実績を積むのが先決
楽天銀行カードローンで希望よりも低い枠・高い金利となったとしても、初回契約ではよくあることです。継続的に正しい使い方をして信用を積めば、増枠や金利の見直しは十分可能です。
すぐに使う予定がないなら無理に借りず、あくまで緊急用の枠として温存しておくのも一つの選択肢です。
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