手取り12万円台で毎月の生活がギリギリ、貯金どころか赤字続き――そんな悩みを抱えている若者は意外と多いです。特に実家暮らしでも支出が多ければ、お金は残りません。本記事では、20代の収入が少ないうちでもしっかりとお金を貯めていくための具体的な見直しポイントと、節約の実践方法を紹介します。
まずは「固定費」から見直そう
支出削減で最も効果があるのが「固定費」の見直しです。とくに毎月1万5千円かかっている携帯料金とサブスクは大きな節約ポイントです。
携帯プランを見直すことで、毎月数千円の節約も可能です。格安SIMに乗り換えれば月1,000〜2,000円で利用できます。また、NetflixやApple Musicなど複数サブスクに加入している場合、本当に使っているか再確認して不要なものは即解約しましょう。
支出の内訳を視覚化して把握する
今の収支バランスを見直すためには、まず表やアプリで「何に・いくら使っているか」を視覚化するのが重要です。
項目 | 金額(円) |
---|---|
生活費 | 20,000 |
携帯・サブスク | 15,000 |
通院 | 10,000 |
奨学金返済 | 30,000 |
カード支払い | 6,000 |
ガソリン等 | 15,000 |
食費 | 10,000 |
交際費 | 10,000〜15,000 |
これを見ると、削減可能な項目が明確になります。
「変動費」は意識と行動でコントロール可能
交際費や食費などの「変動費」は、意識の持ち方と工夫で抑えることが可能です。
- 週1〜2回の外食を控えて自炊に切り替える
- コンビニ利用を減らす
- 遊びの回数を月1〜2回に絞る
交際費1.5万円が1万円以下に収まれば、年間6万円の節約につながります。
収入アップも検討の余地あり
支出削減だけでなく、副業や転職による収入アップも検討してみましょう。
たとえば。
- スキル不要のクラウドワーク(月1〜2万円可能)
- フリマアプリで不用品を売る
- 週末だけのバイトを加える
本業の時間に余裕があるなら、こうした方法で収入の底上げを狙うのも有効です。
生活習慣の中に「貯金」を組み込む
「残ったら貯金」ではなく、「最初に1万円を貯金してから使う」という仕組みが有効です。これは「先取り貯金」と呼ばれ、成功している人の多くが実践しています。
もし無理な場合でも、500円玉貯金や財布に小銭を残さないなど、少しずつできる範囲で始めましょう。
まとめ:小さな見直しが大きな差を生む
手取り12万円台でお金が貯まらないのは当然に見えますが、固定費や交際費、スマホ代といった部分を見直せば、月1万円程度の余裕を作ることも可能です。大切なのは「どこを削るか」ではなく「何を優先するか」。長期的な視点で無理のない節約習慣を取り入れてみましょう。
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