かんぽ生命などの保険会社から「契約内容確認のために来店を」と案内が届くと、忙しい中で時間を割いて来店することに疑問を感じる方も少なくありません。実際に行ってみると、簡単な確認だけで終わるケースもあり、「電話や郵送ではだめだったの?」という不満を持つ方も多いでしょう。今回は、こうした来店案内の本当の目的や、行かないとどうなるのか、対応の仕方などを詳しく解説します。
来店案内の目的は「確認」だけではない?
保険会社が来店を求める主な理由は、契約者情報の更新や意向確認といった形式的なものが多いです。しかし実際には、新サービスや関連商品の案内を目的としている場合も多く、これが実質的な“営業活動”となっていることもあります。
たとえば、学資保険に加入している方には、Webアカウント開設や新たな契約手続きの勧誘、今後の保険提案などがセットで行われることが珍しくありません。
保険料を前納済みでも来店する意味はある?
保険料を全期前納している契約者にとっては、「取りっぱぐれる心配もないのに、なぜ呼ばれるのか」と感じるのももっともです。実際、そのようなケースでは本人確認や意向確認を名目とした単なる営業誘導の一環であることが多く、必須ではないケースも見られます。
特に住所・電話番号などに変更がない場合、「来店の必要性」を明確に感じられないのは当然でしょう。
電話対応や書面確認で代替できる?
本来であれば、契約内容確認や意向確認は電話や郵送、Webでも対応可能なことが多いです。保険業法により、重要事項の確認が必要な場合でも、面談に限定されているわけではありません。
ただし、保険会社によっては「本人対面確認」を重視する方針のところもあり、形式的な来店要請が行われるケースがあります。
来店しないとどうなる?義務なのか任意なのか
来店案内は「義務」ではなく「お願い」であることがほとんどです。したがって、忙しくて行けない場合や目的が明確でない場合は、断っても契約内容に影響することはありません。
ただし、「連絡を無視し続ける」よりも、「用件を電話で確認して必要があれば対応する」というスタンスが望ましいです。担当者に「今回の確認は電話でも可能ですか?」と聞いてみましょう。
今後の案内を減らすための対処法
- Webアカウントを活用:マイページ上で情報確認ができるようになると、対面案内が減る傾向にあります。
- 担当者に希望を伝える:「今後は電話・郵送での案内を希望します」と伝えることで訪問・来店要請を減らせます。
- 必要ない案内は断る:営業的な提案に時間を割けない場合は、「契約内容に変更予定がない」と明確に伝えることでスムーズに終了します。
これらを実行することで、不要な来店依頼や案内を最小限にすることができます。
まとめ:来店案内は義務ではない。対応は柔軟に
保険会社からの来店案内は、必ずしも対応しなければならないものではありません。重要なのは以下の3点です。
- 来店要請は「義務」ではなく「お願い」
- 目的が不明な場合は、電話で確認・対応できるケースも多い
- Web活用や希望を伝えることで、今後の案内は減らせる
忙しい生活の中で無理に時間を割く必要はありません。納得できる対応を選び、保険契約との付き合い方を見直してみましょう。
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