エクセル家計簿は、自分の生活スタイルに合わせて柔軟にカスタマイズできるのが最大の魅力です。ここでは、実際に家計管理にエクセルを使っている人の視点から、わかりやすくシート構成や項目設定のポイントを紹介します。
エクセル家計簿の基本構成
エクセル家計簿は大きく分けて3つのシートに分けて作成すると管理がしやすくなります。おすすめの基本構成は以下の通りです。
- 入力シート:日々の支出や収入を入力
- 月別集計シート:月ごとの収支を自動計算
- 年間収支シート:12ヶ月分のデータをまとめて分析
この3層構造にすることで、入力の手間を減らしつつ、全体像がつかみやすくなります。
入力シートの作り方とおすすめ項目
入力シートでは、以下のような項目を用意しておくと便利です。
日付 | 項目 | 内訳 | 支出 | 収入 | メモ |
---|---|---|---|---|---|
2025/06/01 | 食費 | スーパー | 3,000 | 週末のまとめ買い | |
2025/06/01 | 給与 | 200,000 | 6月分の給与 |
ポイント:「項目」には分類を、「内訳」にはより詳細な使途を記載すると振り返りがしやすくなります。
項目はどのくらい細かく分ける?
家計簿が長続きしない理由の一つは、項目が多すぎて面倒になることです。初心者はまず以下の基本カテゴリだけで始めるのがおすすめです。
- 食費
- 日用品
- 交通費
- 光熱費
- 娯楽費
- 通信費
- 住居費
- 特別支出(旅行・家電など)
- 収入
慣れてきたら「外食」「自炊」など、必要に応じて細分化していくといいでしょう。
月別集計と年間収支の自動化
月別シートではSUMIF関数を使って、支出や収入の合計をカテゴリごとに集計します。たとえば次のような関数です。
=SUMIF(入力!B:B,"食費",入力!D:D)
このようにすれば「入力」シートに記載された「食費」の支出だけを合計できます。
年間収支シートでは、各月の集計結果を横に並べてグラフ表示することで、年間の支出傾向が一目で把握できます。
テンプレートを使うのも一つの手段
自作が面倒な場合は、Microsoftの公式テンプレートやGoogleスプレッドシートのテンプレートを使うのもおすすめです。見た目もきれいで、初期設定も済んでいるためすぐに使い始められます。
まとめ|継続のコツは“簡単にすること”
エクセル家計簿は項目やシート構成を工夫することで、初心者でも続けやすくなります。まずはシンプルな構成で始め、徐々に自分に合った形にカスタマイズしていきましょう。目的は「完璧な帳簿」ではなく、「使って意味のある家計管理」です。
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