マイカーローンの利用を検討している際、「仮審査には通ったけれど本審査に不安がある」という声は少なくありません。特に過去の信用情報や一時的な収入減などがあると、なおさら心配になるでしょう。この記事では、りそな銀行のマイカーローンを例に、仮審査と本審査の違い、審査基準、通過のポイントをわかりやすく解説します。
■ 仮審査と本審査の違いとは?
まず押さえておきたいのが、仮審査は簡易的なチェックであり、実際の融資実行可否を決めるのは本審査です。仮審査では、申込内容や一部の信用情報をもとにスコアリングが行われ、一定の基準を満たせば通過しますが、詳細な裏付け資料は求められません。
一方、本審査では以下のような内容が精査されます。
- 収入証明書や勤務先情報
- 信用情報(クレジット・ローン履歴など)
- 勤続年数、居住形態、家族構成
■ 過去にブラックでも本審査に通る可能性は?
信用情報に遅延履歴があると、やはり不利になりますが、現在の取引状況が良好であれば本審査に通過する可能性は十分あります。たとえば、2年前にJCBカードを作成できたという点は、信用情報がある程度回復している証拠でもあります。
ただし、遅延情報が信用情報機関(CICやJICCなど)に登録されている期間中は注意が必要です。登録期間は一般に5年間が目安です。
■ 育休などによる収入減が影響するか
本審査では最新の収入証明書が必要なため、育休などで前年の年収が減っていると、返済能力が一時的に低く見られる可能性があります。
その場合、勤続年数が長かったり、育休明け後の復職証明を提出できたりすれば、銀行側も「一時的なもの」と判断しやすくなります。
■ オリコの仮審査に落ちた理由と銀行との違い
オリコなどの信販会社は、独自の審査基準やリスク管理方針を採用しており、銀行よりも柔軟な場合もあれば、逆に厳しく見る要素もあります。
仮審査の段階では信用情報を使わずにスコアだけで判断することもあり、「落ちたから本審査もダメ」とは一概に言えません。むしろ、りそなのような都市銀行は、公務員や大手企業勤務、安定収入がある方には有利に働くケースもあります。
■ 審査に通過しやすくするためのポイント
- 収入証明書は正確に提出(源泉徴収票・課税証明書など)
- 復職済みであればその証明を出す
- 他社借入がある場合は整理・完済しておく
- 過去のクレジット履歴をCICで自己確認する
また、CICの「開示報告書」を取り寄せて、実際の信用情報を確認しておくと安心です。
■ まとめ
りそな銀行のマイカーローンにおいて仮審査に通過していれば、本審査も通る可能性は十分にあります。ただし、育児休暇中の収入減や過去の信用履歴は審査に影響を及ぼすことがあるため、正確な情報の提出や補足書類の準備がカギとなります。
「不安だから」と諦めず、準備を整えたうえで本審査に臨みましょう。必要であれば、事前に銀行へ相談することもおすすめです。
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