ゆうちょ銀行の窓口を使って、三菱UFJ銀行などの他行にお金を振り込みたい場合、口座を持っていないとできないのか疑問に思う方も多いでしょう。この記事では、ゆうちょの口座がなくても送金可能なのか、その方法や注意点をわかりやすく解説します。
■ ゆうちょの口座がなくても振込は可能?
結論から言うと、ゆうちょ銀行の口座を持っていなくても、現金で他の金融機関(例:三菱UFJ銀行)へ振り込むことは可能です。
このような取引は「現金振込」と呼ばれ、ゆうちょ銀行の窓口で行うことができます。ただしATMからの現金振込はできないため、必ず窓口に行く必要があります。
■ 現金振込に必要なもの
- 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)
- 振込先情報(銀行名・支店名・口座番号・口座名義人)
- 振込金額+振込手数料
本人確認が必要なのは、マネーロンダリングや詐欺防止のために法律で義務づけられているからです。初めての場合は少し時間がかかることもあります。
■ 振込手数料と限度額
ゆうちょ銀行の現金振込には以下の手数料がかかります(2025年6月現在の目安)。
振込金額 | 手数料(他行宛) |
---|---|
5万円未満 | 660円 |
5万円以上 | 880円 |
また、現金振込の場合、1回の上限は原則として10万円とされています。より高額を振込む場合は、複数回に分けるか、ゆうちょ口座開設を検討しましょう。
■ 現金振込ができないケース
以下のようなケースでは振込を断られる可能性があります。
- 本人確認書類を忘れた
- 送金目的が不明確(特殊詐欺と判断されるおそれ)
- 10万円を超える現金取引で適切な説明ができない
特に高齢者や代理人による取引では慎重に確認されることが多いため、注意が必要です。
■ よりスムーズに送金するためのアドバイス
ゆうちょ口座を今後も利用する予定がある場合は、無料で開設できる「総合口座」を作るのも一案です。ATM利用やネット振込も可能になり、手数料を抑えられるケースもあります。
また、振込先が決まっている場合は、事前にメモやスマホに情報を保存しておくと、窓口での手続きがスムーズになります。
■ まとめ
ゆうちょ銀行の口座を持っていなくても、窓口で現金を使って三菱UFJ銀行などへ振込むことは可能です。必要な書類や情報を事前に準備し、手数料や限度額を把握しておくことで、安心して手続きできます。
手数料や利便性を考慮すると、今後も振込をする可能性があるなら、ゆうちょの口座開設を検討するのもおすすめです。
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