収入はあるのに貯金ができない…そんな悩みを抱えている共働き夫婦は少なくありません。特に、転職や体調の変化などのライフイベントが重なると、家計のバランスを取るのが難しくなります。この記事では、今すぐできる家計の見直し方法から節約の具体的なステップまで、分かりやすく紹介します。
まずは家計の現状を正確に把握する
家計改善の第一歩は「現状把握」です。収支を紙やアプリで記録し、「固定費」「変動費」「返済」「貯金」の4つに分けて管理する習慣をつけましょう。
例えば、家賃・水道光熱費・通信費などの固定費は毎月同じ金額が出ていくため、ここに無駄がないかを重点的にチェックします。
住居費の圧縮が鍵になる
手取り16万円で家賃7.5万円+駐車場8,000円は家計を圧迫します。理想は手取りの25〜30%以内(約4.5〜5万円)です。引っ越し費用を貯めるのが難しいなら、市区町村の「家賃補助制度」や「住み替え助成金」などを調べてみましょう。
例:東京都の一部自治体では「若年夫婦向け住宅助成」「家賃補助月1万円」などの制度があります。
通信費と保険を見直す
携帯代7,000円は格安SIM(UQモバイル・楽天モバイル・ahamo等)へ乗り換えると、月2,000〜3,000円まで節約可能です。
また、加入している保険の見直しも効果的。保障内容が重複していないか、共済保険や県民共済に切り替えるだけで年間数万円の節約に繋がります。
精神的ストレスのない節約方法
うつ病経験がある方にとって、無理な節約やプレッシャーは逆効果です。「我慢する節約」ではなく「選択する節約」を意識しましょう。
例えば、1週間に1度だけ自分のためのカフェ代や漫画などの楽しみを残すなど、小さなご褒美を設けることで心の健康とお金のバランスが取れます。
収入を増やすための現実的なステップ
転職は慎重に判断しながらも、業務量が少なくスキルを活かせる副業(在宅のライティング・データ入力・ハンドメイド販売など)も検討の価値があります。
副業は月数千円〜1万円程度でも、積み重ねで大きな差になります。また、パートナーの転職が予定されているなら「ダブル転職」は避け、タイミングをずらすとリスクを減らせます。
夫婦でお金の話をする習慣を
夫婦で家計をオープンに話す時間を作ることも重要です。「月末に家計チェックミーティング」を10分だけ設けるだけでも、状況の共有と問題点の整理ができます。
お互いの出費(奨学金や趣味費)を批判せず、「どうしたら2人で少しでも貯金できるか」という前向きな視点で話すのがポイントです。
まとめ:できることから、できるだけ
貯金ができないのは「浪費」だけが原因ではありません。生活環境やメンタル面の事情も大きく影響します。まずは家計の見える化から始め、小さな削減ポイントをコツコツ積み重ねていきましょう。
引っ越しを視野に入れる場合も、助成制度の活用や住環境の見直しで無理なく実現できるかもしれません。「貯金=我慢」ではなく、「安心して暮らせる未来への準備」として前向きに捉えることが大切です。
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