ローン返済の方法には「自動引き落とし」「ATMやネットバンキングでの任意返済」があり、それぞれに特徴と注意点があります。特にアコム・プロミス・レイクのような消費者金融では、「支払い済み=次月の支払いが不要になる」と思い込んでトラブルになるケースもあります。この記事では、各社の支払い管理のしくみやATM返済との関係、1か月繰越しが成立する条件などを、わかりやすく解説します。
ATMで返済しても自動引き落としされるのはなぜ?
たとえ自動引き落とし日前にATMなどで多めに返済していても、自動引き落とし設定が残っていればそのまま引き落とされてしまいます。
理由は、任意返済と約定返済は別物として扱われているからです。ATMで支払った分は「追加返済」扱いになり、「今月分の約定返済」とは見なされないことがほとんどです。
そのため、「今月分をATMで払ったから口座には入金しなくていい」としておくと、引き落とし不能(遅延)とみなされるリスクすらあります。
アコム・プロミス・レイクの支払い管理の特徴
アコム:毎月の返済額を超える金額をATMで支払っても、自動引き落としを止めない限りは引き落としが実行されます。
プロミス:ATM返済後に「今月分の返済が完了」扱いになる場合もありますが、マイページなどでステータス確認が必須です。
レイク:自動引き落としが最優先されるため、ATM返済だけでは「返済完了」と見なされないケースあり。期日前に支払っても、正式な「約定返済処理」は別です。
いずれも、「支払いを済ませたつもり」がトラブルになるため、返済ステータスの確認を忘れずに。
自動引き落としをやめてATM振込に切り替える方法
各社とも、約定返済を「ATMやネットバンキングでの自己管理」に変更することが可能です。ただし事前の手続きが必要です。
- アコム:会員ページまたは電話で「引き落とし設定の解除」を申請
- プロミス:自動引き落とし解除+メール・SMSによる返済リマインドが可能
- レイク:MyPageで支払い方法の変更申請またはコールセンターで手続き
引き落としを止めてしまうと、遅延=信用情報に傷がつくリスクが高まるため、支払日を把握・自己管理する自信がある方のみ切り替えを検討してください。
ATMで返済すれば次回期日は翌月に繰り越されるのか?
結論:最低返済額以上を返済し、システムに「当月分完了」と記録されれば、次回返済期日は翌月に繰り越されます。
ただし、重要なのは「支払い額」だけではなく、「返済のタイミングと処理の種類」。
たとえば、6月の返済期日が20日で、6月10日にATMから最低金額(またはそれ以上)を返済すれば、期日前返済となり、7月が次の返済月として設定されるのが一般的です。
逆に、最低額より少ない金額や、単なる繰り上げ返済扱いになると、「未納」とみなされ、次の月に繰り越されない場合もあります。
最低返済額のみでもATM返済すれば翌月に繰り越し可能?
はい、最低返済額以上をATMで支払えば、次の月に繰り越されるケースがほとんどです。
ただし、必ず会員ページやアプリで「返済済み」となっているかを確認してください。
特にプロミスやレイクでは、期日前に払ったとしても、反映タイミングや処理によっては「今月の返済完了扱い」にならないことがあります。心配な場合は、カスタマーサポートに事前に確認を取りましょう。
まとめ:任意返済は「繰り上げ」扱いに注意、ATM運用には自己管理が必要
ローン返済では、ATMで支払っても「約定返済」として処理されなければ、自動引き落としが実行されたり、未払い扱いになるリスクがあります。
自分で毎月返済するスタイルに変えたい場合は、自動引き落とし解除の手続き+返済期日の自己管理が不可欠です。
最低返済額を支払ったかどうかではなく、「その返済が正式に約定分として反映されたか」を必ず確認し、支払い管理を怠らないようにしましょう。
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