アメリカ渡航時に必要なESTA（電子渡航認証システム）の申請では、パスポート情報の正確な入力が必須です。しかし、日本のパスポートには「発行日から10年未満」「5年未満」といった例外も存在するため、ESTAの申請時に「日数が足りない」としてエラーになることがあります。この記事では、発行年月日と有効期限の間がきっちりしていない場合の原因と対処法をわかりやすく解説します。
パスポートの有効期間のズレとは？
日本のパスポートは、通常「10年」または「5年」の有効期間で発行されますが、厳密には「10年未満」「5年未満」となることもあります。これはパスポート発行時の月末調整や、閏年などの日数の関係によって、満10年（または5年）から数日短くなることがあるためです。
例：発行日が2019年1月10日、有効期限が2029年1月9日 → ちょうど10年ではなく1日短い。このようなパターンでもパスポートとしては正常です。
ESTAのエラーの原因
ESTAの申請フォームでは、機械的に「発行年月日と有効期限がちょうど10年・5年か？」をチェックしているため、日本のような1日ズレのパスポートをエラーと判定してしまうことがあります。
特に、ブラウザや翻訳機能を使用して入力する際に、日付のフォーマットがずれたり、年号が西暦以外で表記されていると不具合を起こしやすくなります。
改善策①：入力内容を見直す
・パスポートと同一の表記で入力
日付は西暦（YYYY/MM/DD）で正確に入力してください。数字の打ち間違いや、0始まりの省略などにも注意しましょう。
・翻訳機能をオフにする
Google翻訳などの自動翻訳がブラウザで有効になっていると、日付フィールドの表示が変更されてエラーが出やすくなります。
改善策②：別のブラウザ・端末を使用
入力エラーが解消しない場合は、別のブラウザ（例：Chrome → Firefox）や、別の端末（スマホ → PC）で申請を試してみてください。古いブラウザやスマホのアプリではエラー処理が正しく働かないことがあります。
改善策③：公式ヘルプデスクに問い合わせる
どうしてもエラーが改善されない場合は、ESTA公式サイトにある「Contact Us」から、パスポートの発行日と有効期限のズレについて説明し、サポートを受けることもできます。
その際は英文での問い合わせが必要になるため、Google翻訳を活用するか、英語に慣れた人に相談すると安心です。
実際の事例とユーザー体験
ある申請者は、発行日が「2019/04/15」、有効期限が「2029/04/14」であるにも関わらず、「パスポートの有効期限に誤りがある」とエラーになりました。しかし、Google Chromeで英語版サイトに切り替え、翻訳をオフにして再入力したところ、問題なく申請が完了したとの報告もあります。
まとめ
パスポートの有効期限が「きっちり10年（または5年）」でないケースは珍しくありません。それでも正常なパスポートであることに変わりはないため、ESTA申請時にエラーとなる場合は、日付の表記や翻訳機能、使用環境を見直すことが重要です。
必要に応じてブラウザや端末を変更し、入力方式を見直すことで、エラーを回避しスムーズな申請が可能になります。
コメント