住民税通知書の「★」印がない?配偶者特別控除と記載の違いを徹底解説

税金

住民税の通知書に記載される控除情報は、前年の所得や扶養関係に基づき自治体が作成します。とくに「配偶者控除」や「配偶者特別控除」の違いによって、表示の形式や記号の有無が異なることがあります。今回は、その違いや仕組みをわかりやすく解説します。

住民税通知書に記載される記号の意味とは

住民税の通知書には、扶養控除や配偶者控除などが適用されている場合、「控除対象者の有無」を示すために記号(例:★印など)が使われることがあります。これらは自治体によってフォーマットが異なるため、全国統一のルールではありません。

たとえば「★」があることで「配偶者控除が適用されている」ことを明示している自治体もありますが、他では単に「控除額」の数字のみが記載されていることもあります。

配偶者控除と配偶者特別控除の違い

配偶者控除は、配偶者の年間所得が48万円以下の場合に適用される制度です。一方、配偶者特別控除は、配偶者の所得が48万円を超え、133万円以下である場合に段階的に適用される控除です。

控除金額が変動するため、特別控除では明示的な記号(★など)が記載されないケースがある一方、配偶者控除では定額かつ条件が明快であるため、通知書に明示されやすい傾向にあります。

★印がなくても配偶者特別控除は適用されているのか

はい、★印がないからといって控除が適用されていないわけではありません。控除欄に「配偶者特別控除」やその金額(例えば26万円など)が記載されていれば、きちんと適用されています。

通知書の控除欄にて、該当する控除名と金額が表示されているかを確認することが重要です。たとえば、「所得控除額」や「総所得金額等」からも判断材料になります。

実際の通知書での見方の例

ある自治体の住民税通知書の例では以下のような表記があります。

控除項目 金額
基礎控除 43万円
配偶者特別控除 26万円

このように金額が記載されていれば、控除は確実に適用されています。★印などの有無だけで判断せず、控除項目と金額を確認するようにしましょう。

どうして表示形式が変わるのか?自治体の違いと年次変更

住民税の通知書は、市町村が独自にフォーマットを定めて発行しているため、記号や表示方法にはばらつきがあります。また、年次の変更やシステム更新により、表示内容が変更されることもあります。

たとえば前年は配偶者控除で「★」印があり、今年は配偶者特別控除で★がない、というのは制度上よくあるパターンです。気になる場合は自治体の税務課に問い合わせると、より詳しい内訳を確認できます。

まとめ:通知書の★印がなくても慌てないこと

配偶者特別控除に切り替わったことで、住民税通知書に「★」印がなくなるケースは珍しくありません。大切なのは控除名と金額が記載されているかどうかを確認することです。

控除の適用有無は、金額表示や通知書の詳細を読むことで把握できます。不安な場合は、自治体の税務窓口に確認し、間違いがあれば修正申告を検討しましょう。

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