タイムズカーシェアなどの月額サービスを退会したにもかかわらず、継続してクレジットカードに月額料金が請求されているというトラブルは意外と少なくありません。この記事では、こうした問題がなぜ起こるのか、そしてどのような対応を取れば解決できるのかを具体的に解説します。
まず確認したい「退会手続き」の完了状況
タイムズカーなどの月額サービスを利用していた場合、退会手続きの完了通知メールが届いているかをまず確認してください。一部のユーザーは「退会したつもり」で手続きを途中で終えてしまっており、実はアカウントが有効なまま課金が継続されていることがあります。
また、家族会員や法人プランなどに加入していた場合、主契約者ではなく補助契約者としての情報が残っているケースもあるため、個別にログインして契約状況を確認する必要があります。
クレジット明細の「請求元」を確認する
「タイムズでは請求していない」と案内された場合、カード明細上に記載されている「請求元名称」を確認しましょう。まれに「タイムズモビリティ」ではなく、別の名称(例:TIMES CLUB、PARK24、関連会社名)で請求がかかっている可能性があります。
例えば、以下のような記載が考えられます。
- 「パーク24株式会社」
- 「タイムズクラブ月額」
- 「TIMESカー月額料金」
これらの表記の違いにより、誤って他社請求と認識されるケースもあります。
複数アカウント・他サービスの利用履歴
意外と多いのが、別メールアドレスや旧アカウントで登録したサブ契約が残っているケースです。引越しや携帯番号変更のタイミングで作り直したアカウントに気付かず、古い契約が継続中のままとなってしまうパターンです。
また、タイムズカー以外にも「タイムズビジネス会員」「タイムズパーキング予約サービス(B-Times)」などに別契約していた可能性もあります。
問い合わせ先とその伝え方のコツ
すでにタイムズへ問い合わせたにもかかわらず解決しない場合、クレジットカード会社のカスタマーセンターへ問い合わせるのが有効です。明細の請求元を元に、正式な加盟店情報を確認してもらえます。
さらに、カード会社では「継続課金停止」や「返金交渉」のサポートをしてくれることがあります。以下のように伝えるとスムーズです。
- タイムズに退会済と確認済である
- 〇月からの課金が不審である
- 請求元の加盟店名と引き落とし日
それでも解決しない場合の対処法
状況によっては、消費者センターや国民生活センターに相談することで仲介を依頼できます。国民生活センターの公式サイトはこちらです。
また、メールや明細のスクリーンショットを保管しておくことが、調査依頼の際に役立ちます。
まとめ:退会後の不明な課金は、複数視点での確認が鍵
タイムズなどの月額サービス退会後も課金されている場合、「退会手続きの未完了」「複数アカウント」「別サービス課金」「カード表記の錯誤」などが原因として考えられます。まずはタイムズとクレジットカード会社の両方に確認を取り、必要に応じて消費者センターの活用も視野に入れましょう。
焦らず一つずつ確認することで、無駄な支出を回避できます。
コメント