クレジットカードのICチップ不具合による再発行は、急に発生することが多く、再発行までの間の利用や番号の扱いがどうなるか気になる方も多いでしょう。特にJACCS(ジャックス)カードではその対応がどうなるのか、この記事では詳しく解説していきます。
ICチップ不具合時のカード再発行とは
ICチップの読み取り不良や故障が原因で、店頭端末での利用ができないケースは、クレジットカード会社に再発行を依頼する必要があります。JACCSでは電話などで再発行の依頼を行うと、1週間〜10日程度で新しいカードが届くことが一般的です。
この再発行はあくまで「機能的な不具合」によるものであり、「盗難」や「紛失」とは区別されています。
再発行までの間、現在のカードは使えるのか?
ICチップに不具合がある場合でも、磁気ストライプが正常であれば一部の加盟店では利用可能なことがあります。ただし、ICチップ対応端末ではエラーになることが多く、実質的には利用できないケースが多いと考えたほうがよいでしょう。
また、JACCS側で再発行手続きを完了した段階で、旧カードの利用が自動的に停止することもあります。これはセキュリティ上の措置として一般的です。
カード番号は変更されるのか?
ここで気になるのが「カード番号が変わるかどうか」です。JACCSカードでは、ICチップ不具合による再発行の場合、原則としてカード番号は変更されません。番号が変わるのは、以下のようなケースです。
- カードの盗難・紛失
- 不正利用などのセキュリティリスクが疑われる場合
- カードブランドの切替など、構造上の変更が必要な場合
つまり、ICチップの物理的な不具合だけでは、カード番号は維持されるのが基本です。ただし、例外もあるため再発行時にJACCSに明確に確認するのが確実です。
再発行後の対応と注意点
再発行されたカードが届いたら、すぐに署名を行い、古いカードはハサミで切って破棄しましょう。新しいカードは前述の通り同じ番号であることが多いため、各種支払い設定の変更などは不要です。
一方、カード番号が変更された場合は、各種引き落とし設定(公共料金やサブスクなど)の変更が必要となります。番号変更の通知が届いた際は必ず確認しましょう。
トラブルを避けるためのチェックリスト
- 再発行依頼時に「カード番号は変わるか」を明確に確認する
- 再発行後に旧カードを破棄する
- 新カードが届いたらすぐに署名と動作確認を行う
- 番号が変わった場合は、各サービスのカード情報更新を忘れずに
このような対応を行うことで、再発行によるトラブルを最小限に抑えることができます。
まとめ:ICチップ不具合による再発行は冷静に対応を
JACCSカードのICチップ不具合による再発行では、通常はカード番号の変更はありません。また、再発行依頼を行った時点で旧カードの利用ができなくなる場合があるため、新カードが届くまでの期間は予備のカードを活用するなどの工夫が必要です。
安心して再発行に臨むためにも、再発行の理由や番号の変更の有無を事前にしっかりと確認し、届いた新カードにスムーズに切り替えましょう。
コメント