家計簿を見返していたときに、「【WTREET】残高262,817,6円」といった見慣れない銀行名と多額の残高が記載されていて戸惑った経験はありませんか?実在しないような銀行名が登場した場合、それが記録ミスなのか、かつて利用していた何らかのサービスか、もしくは詐欺や誤認の可能性も否定できません。この記事では、「WTREET」という表記に関して考えられる原因や、調査・確認の方法について詳しく解説します。
「WTREET」とは実在する銀行なのか?
まず前提として、「WTREET(ダブリューツリー)」という名称の金融機関は、2024年6月現在、日本の金融庁登録機関にも、外資系含めた商業銀行にも確認されていません。Google検索や企業データベースで照会しても実態のある金融サービスとしては見つかっていないため、次のような可能性が考えられます。
- 手書き・自動入力による記録ミス:元は「WELLS FARGO」や「WEALTHNAVI」など、実在する機関名だった可能性。
- 個人の愛称・ニックネーム:自身で「副口座」などの目的で任意につけた仮称かもしれません。
- 詐欺系投資の記録:過去に参加した投資案件やSNS勧誘などで表示された「架空口座」の可能性。
記載日が2023年7月1日という具体的な情報があるなら、その時期に利用していたアプリや資産管理ツール、通帳などを改めて確認しましょう。
記載された「262,817,6円」という残高の意味
金額表記にカンマが3つある「262,817,6円」という表現も、通常の金額記載としては不自然です。これは以下のような誤表記の可能性があります。
- 本来は「2,628,176円」だったが、カンマ位置を誤って記録した
- 自動家計簿アプリ(例:MoneyForward、Zaim等)の読み取りミス
- 本人以外の第三者が記入していた場合の記載ミス
正確な金額の判断は難しいものの、記録時の文脈(たとえば入出金履歴や通帳との整合性)を確認することで、ある程度の目安はつくはずです。
調査を進める上での3つのステップ
このような情報の出所を調べるには、以下のステップを踏むと良いでしょう。
- 過去のメール・アプリの履歴確認:その時期に使っていた資産管理アプリ、投資アプリ、暗号資産口座の履歴を見直す
- 金融機関の通帳やウェブ口座照合:手元の通帳・証券会社口座を時系列で照合して類似金額がないか確認
- 家計簿アプリのエクスポート履歴確認:MoneytreeやZaimなどを利用していた場合、CSVやPDF形式で出力した過去データが残っている可能性がある
もし「WTREET」という文字列がアプリやサービス内の独自表記だった場合、公式サイトに問い合わせるのもひとつの方法です。
過去の詐欺・投資記録の可能性も視野に
近年、SNSやインフルエンサー経由で「年利20%保証」「5万円で始める資産形成」などと謳う詐欺的な投資案件が多数報告されています。こうした案件では、「管理口座」としてそれらしい銀行名やログイン画面が存在することがあり、一時的に残高が表示されても引き出しは不可能なケースが大半です。
自分がそうした案件に関与していた記憶がなくても、家族やパートナー、別アカウントで試していた可能性があれば注意が必要です。心当たりがある場合は、国民生活センターや消費者庁などに相談しておきましょう。
まとめ:記載が正しければ出所が必ずあるはず
記録された「WTREET」という名前や高額な残高に不安を感じたときは、まず冷静に情報の出所を特定することが大切です。家計簿アプリの入力ミスか、過去の投資記録か、あるいは詐欺的サービスか。何かしらの手がかりが残っているはずですので、順を追って調査していきましょう。
調査の過程で不審な履歴が見つかった場合は、決して自分だけで判断せず、家族や信頼できる金融アドバイザー、専門機関に相談することをおすすめします。
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