毎日のお風呂、ついつい長くシャワーを浴びてしまう方も多いのではないでしょうか。「長風呂するなら湯舟にお湯をためた方が節約になる」と聞いたことがある方もいるでしょう。しかし実際のところ、それは本当にお得なのでしょうか?この記事では、シャワーと湯舟のコストを具体的に比較しながら、より節約できる入浴スタイルを解説していきます。
シャワーと湯舟の1回あたりのコストを比較
まずはそれぞれのケースでかかる水道代とガス代を試算してみましょう。
【シャワーのみ(10分)】
水量:約120L(12L/分×10分)
ガス代+水道代:約30〜40円
【湯舟にお湯をためる(200L)】
ガス代+水道代:約50〜70円
ただし、家族で使い回すと1人あたりのコストは半分以下に。
長時間シャワー派は湯舟の方が節約になる理由
シャワーは「使った分だけ」お金がかかりますが、長時間になればその分コストがどんどん積み上がります。たとえば15分以上シャワーを浴びると、それだけで湯舟1杯分(200L)を超える水量になることも。
一方で、湯舟にお湯をためて家族で使い回せば一人あたりのコストは大幅に下がります。たとえば、3人家族なら約20〜30円程度に。
シャワー+湯舟のハイブリッドはどうなのか
「結局、湯舟に加えてシャワーも使うから、むしろ高くつくのでは?」という疑問もあるかもしれません。これは使い方次第で大きく変わります。
たとえば、お湯をためてからサッとシャワーで体を洗い、あとは湯舟に浸かるだけで済ませれば、シャワーだけ10〜15分よりも節水&節ガスになる可能性があります。
逆に、湯舟に加えて長々とシャワーを使ってしまうと、当然コストは増加します。つまり「どちらを併用しても、使い方次第」というのが答えです。
季節によって最適な入浴スタイルは変わる
夏場はシャワーだけで済ませる人も多いですが、冬場は身体を芯から温める必要があるため湯舟の方が健康面でもメリットがあります。
また、ガス代の地域差やプロパン・都市ガスの違いによっても光熱費は変わります。自宅の条件を知ったうえで、賢くスタイルを選ぶことが節約の鍵です。
実例:シャワー派だった人が湯舟派に切り替えたら
ある一人暮らしの男性は、毎日15分間シャワーを使っていたところ、月のガス・水道代が6,000円を超えていました。そこで、湯舟を2日に1回ためて、その日はシャワーを3分以内に切り上げるよう変更。
結果、1か月の水道・ガス代が約4,200円に抑えられたとのこと。約30%の節約に成功しました。
まとめ:使い方次第で湯舟はシャワーより節約になる
「湯舟の方が水を使うから高くなる」と思われがちですが、実はシャワーの長時間使用は意外とコストがかかるものです。
毎日の入浴スタイルを見直すことで、健康も節約も両立できます。特にご家庭では湯舟の活用を検討してみる価値があるでしょう。
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