確定申告は面倒な手続きの一つですが、会計ソフトを活用すれば効率的に処理ができます。なかでも人気のある「弥生会計」は、オンラインでの確定申告にも対応しており、パソコンひとつで申告書の作成から電子申告まで完了可能です。本記事では、弥生会計を使ったオンライン確定申告の流れやポイントをわかりやすく解説します。
弥生会計とは?個人事業主や法人に人気の理由
弥生会計は、個人事業主や中小企業向けに設計された会計ソフトで、仕訳入力、帳簿管理、決算書作成、確定申告書作成まで一連の業務をサポートします。
クラウド版とインストール版があり、「やよいの青色申告 オンライン」は、青色申告対応かつ電子申告も可能なクラウドサービスとして多くの利用者に支持されています。
弥生会計で確定申告をオンラインで行う方法
弥生会計での電子申告は、次の手順で進めることが可能です。
- 1. 会計データをもとに確定申告書を自動作成
- 2. e-Taxの利用準備(マイナンバーカード・ICカードリーダーまたはスマホ)
- 3. 弥生の「確定申告 e-Tax モジュール」からデータ送信
一部のクラウド版では、e-TaxのWeb方式を使って、スマートフォンだけでマイナンバーカードを読み取って送信できるなど、より簡便になっています。
電子申告に必要なものと準備
オンライン申告を行うためには、以下のいずれかの認証方式が必要です。
- マイナンバーカード方式(スマホまたはICカードリーダー)
- ID・パスワード方式(税務署発行)※ただし、将来的に廃止予定
弥生会計では、e-Taxソフトや国税庁のサイトと連携させることで、ワンクリックで電子申告が完了します。
白色申告・青色申告どちらも対応
「やよいの青色申告 オンライン」は、その名の通り青色申告に対応していますが、白色申告にも対応可能です。仕訳入力を終えれば、必要な帳票が自動で作成され、e-Tax対応形式に出力されるため、初心者でも安心です。
青色申告特別控除(65万円)を受けるためには、e-Taxでの提出または電子帳簿保存が必要なので、オンライン申告のメリットは非常に大きいです。
弥生でのオンライン申告のメリットと注意点
メリット:
- 紙提出よりスピーディー
- 控除を最大限受けられる
- クラウド保存でデータ管理が楽
注意点:
- マイナンバーカードの読み取り準備が必要
- 環境設定(ブラウザやOS)によってエラーが起こることも
- e-Taxメンテナンス期間中は送信できない
まとめ:弥生会計を使えば確定申告もオンラインで完結可能
弥生会計や「やよいの青色申告 オンライン」を使えば、自宅からオンラインで確定申告を完結できます。e-Tax連携もスムーズで、マイナンバーカードさえあれば紙の手続きは不要です。
手軽に節税効果を最大化したい方や、忙しくて税務署に行く時間がない方には、会計ソフト+電子申告の活用がおすすめです。
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