ATMで使えない汚れたお札はどうすればいい?交換できる場所と手続きのポイント

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お札に油染みや汚れが付着すると、ATMでは読み取りエラーになり、挿入しても弾かれてしまうことがあります。このようなお札は自動機では使えなくても、銀行の窓口などで交換してもらえる場合があります。本記事では、油染みなどで使えなくなった紙幣の対応方法と交換できる場所について詳しく解説します。

油染みのあるお札はATMで使えない

ATMは紙幣の汚れ、破れ、異物混入などに対して非常にセンシティブなセンサーを搭載しています。特に油染みは紙幣の厚みにムラを生じさせたり、読み取りセンサーに反射や滑りの異常をもたらしたりするため、「異常な紙幣」として排出されるケースが一般的です。

ATMではセキュリティ上の理由からも、状態の悪い紙幣は自動で拒否される仕組みがあり、何度試しても受け入れてもらえないことが多いです。

交換対応してくれる場所はどこ?

紙幣の交換は銀行窓口で行うことができます。交換対象となるお札の状態にもよりますが、以下の金融機関が対応してくれる可能性が高いです。

  • 日本銀行(最も確実)
  • 都市銀行(例:三井住友銀行、三菱UFJ銀行など)
  • 地方銀行
  • ゆうちょ銀行

ただし、金融機関によっては「その銀行で発行された紙幣に限る」「口座がないと交換できない」などの制限を設けている場合があります。訪問前に事前確認をするのがベストです。

交換の条件と手続きの流れ

お札の交換は、日本銀行が定めた「損傷紙幣交換基準」に基づき行われます。ポイントは以下の通りです。

  • 損傷の程度によっては全額交換される
  • 3分の2以上が残っていれば原則全額交換
  • 5分の2以上3分の2未満なら半額交換
  • 5分の2未満なら交換不可

油染みで形や大きさが変わっていない場合、多くのケースで全額交換される可能性が高いです。

交換手続きの際には、本人確認書類(運転免許証など)を求められることがあるため、念のため持参しておきましょう。

実際の交換事例

たとえば、調味料のボトルが破損してお札に油が染みてしまったケースでは、ゆうちょ銀行の窓口で確認後、日本銀行に回送され、約2週間後に全額交換されたという事例があります。

一方で、家庭用のストーブのオイルが染みた紙幣などは、臭いが強く銀行側での判断が難しいことから、日本銀行に直接持ち込んだというケースもあります。

ATM以外での支払いにも注意

コンビニやスーパーなどでも、レジの自動釣銭機が導入されている場合、油染み紙幣は拒否されることがあります。そのため、交換前のお札は現金決済にも使いにくい状態です。

現金の使用が必要な場合は、早めに金融機関での交換を行うことが重要です。

まとめ:汚れたお札は銀行窓口で交換可能。早めの対応を

油染みなどの理由でATMに通らないお札でも、銀行やゆうちょ銀行の窓口で交換してもらえる可能性があります。交換には多少の時間がかかる場合もあるため、早めの相談と準備が大切です。

不安がある場合は、事前に各銀行に問い合わせてから窓口に行くことで、スムーズな対応が受けられます。

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