新卒で趣味に毎月5万円は浪費?貯蓄とのバランスと自分らしいお金の使い方を考える

家計、貯金

社会人になりたての時期は、収入が安定し始める一方で、金銭感覚やお金の使い方に不安を感じることも多いでしょう。特に「趣味にいくら使うのが普通?」「毎月5万円は浪費なの?」と悩む人は少なくありません。本記事では、新卒社会人の収支バランスの考え方と、健全なお金の使い方についてわかりやすく解説します。

一般的な新卒の支出バランスとは?

総務省の家計調査やFPの指導基準に基づくと、新卒社会人の支出配分は以下のようなイメージです。

  • 家賃・生活費:手取りの30〜40%
  • 貯蓄・投資:20〜30%
  • 趣味・交際費:10〜20%
  • 親への仕送り・支援:必要に応じて

この基準に照らすと、手取り20万円に対して5万円を趣味に充てるのは「やや多め」ではありますが、明らかな浪費とは言い切れません

あなたの家計状況を分解してみる

質問者の例をもとに、家計構成を整理してみましょう。

項目 金額 割合(手取り20万円中)
親への支払い 5万円 25%
貯蓄 5万円 25%
NISA 1万円 5%
趣味(レコード) 5万円 25%
その他支出(通信・交際・雑費など) 4万円 20%

実家暮らしで固定費が抑えられているため、全体として健全なバランスであると言えます。貯蓄率も高く、浪費癖とは言えないでしょう。

浪費と「価値ある支出」はどう違う?

浪費とは、必要以上にお金を使い、将来に何も残らない使い方を指します。一方、趣味にお金を使うことが「自己肯定感の向上」や「ストレス発散」につながるなら、それは投資的支出とも言えます。

レコード収集のような趣味は、価値が下がらない資産性もあり、コレクションや知識の深まりによって将来副業にも活かせる可能性すらあります。

とはいえ“使いすぎ”には注意が必要

一方で「買って満足→使わない→すぐに次が欲しくなる」という消費パターンが定着してしまうと、浪費癖に変わってしまうことも。月5万円という金額は、買い物でストレスを発散する“依存傾向”があると危険信号になり得ます。

「この出費は満足感が得られたか?」「翌月も同じ額が必要か?」といった自己点検を毎月行うことで、健全な支出習慣が保てます。

趣味費を管理するおすすめの方法

おすすめは「趣味専用口座」を作って、月5万円だけ入れて使う方法です。あらかじめ金額を決めておけば、「つい買いすぎた…」を防げます。

また、「月4万円+1万円を“ため趣味”用に積立」する形にすれば、大きな買い物も計画的にできて満足度が上がります。

まとめ

実家暮らしで支出をコントロールできており、貯蓄や投資もしているなら、月5万円の趣味支出は浪費ではありません。むしろ自分の生活に満足感とモチベーションを与える“価値ある支出”です。

ただし、定期的な見直しと自己点検を続けることで、趣味支出をより健全に保つことができます。「浪費」かどうかは金額より“使い方”がカギ。自分らしいお金の使い方を大切にしましょう。

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