エアコン除湿を1日中つけっぱなしにした電気代は高い?冷房との違いや節約のポイントを徹底解説

家計、節約

夏場の電気代はエアコンの使い方次第で大きく変わります。特に「除湿(ドライ)モード」を使って24時間稼働させる人も多いですが、果たしてその電気代は高いのでしょうか?今回は、除湿と冷房の違いや、1か月の電気代8,000円は高いのかを検証しながら、効率的な使い方を紹介します。

1日中エアコン除湿運転で月8,000円は高い?

一般的にエアコンを24時間つけっぱなしにすると、冷房でも除湿でも1日あたり200〜300円前後の電気代がかかるとされています。月換算で約6,000〜9,000円程度です。

つまり、月8,000円の電気代は、24時間稼働しているなら妥当な範囲と言えます。さらにこの中にはテレビ・スマホ・ドライヤーなどの電力も含まれるため、むしろ少し抑えめの金額とも捉えられます。

除湿と冷房、電気代が安いのはどっち?

一概には言えませんが、次のような傾向があります。

  • 弱冷房除湿(再熱なし):冷房よりも消費電力が少なく、電気代も安い
  • 再熱除湿(高性能タイプ):空気を冷やしてから再び温めるため、冷房より高くなる
  • 冷房:単純に冷やすだけなので、一般的な冷房より再熱除湿は高くつきやすい

つまり、使っているエアコンの除湿方式によって、冷房より安いか高いかが変わるというのが正解です。

具体的な消費電力の例(6畳用エアコン)

モード 1時間あたりの消費電力 1日24時間
冷房(設定27℃) 400W前後 約2.9kWh
除湿(弱冷房方式) 300〜350W 約2.5〜2.7kWh
除湿(再熱方式) 600〜700W 約4.5〜5kWh

東京電力の単価31円/kWhで試算すると、除湿方式の違いで1日あたり100円以上差が出る可能性があります。

節電しながら快適に過ごすための工夫

電気代を抑えるには、単に設定温度を上げるだけでなく、次のような工夫が効果的です。

  • サーキュレーターや扇風機を併用:冷気を循環させて効率的に部屋を冷やす
  • カーテン・断熱フィルムで日差しを遮る:室温上昇を抑える
  • フィルター掃除を月1回行う:目詰まりで消費電力が増えるのを防ぐ
  • 昼と夜で運転モードを切り替える:昼は冷房、夜は除湿などでバランスよく

これらを組み合わせることで、電気代を大幅に抑えることができます。

その他家電の電力消費はどのくらい?

今回の8,000円にはエアコン以外の家電も含まれています。参考までに、主な家電の月間電気代目安を紹介します。

  • テレビ(1日6時間):約300〜500円
  • ドライヤー(1日10分):約100〜200円
  • スマホ充電(1日1回):約10〜20円

つまり、エアコン以外の家電が数百円~1,000円程度を占めており、エアコン代は7,000円前後と推定できます。

まとめ

エアコンを除湿モードで24時間30日間使用して電気代が8,000円であれば、極端に高いとは言えず、むしろ妥当〜やや安い水準です。

ただし、除湿方式によって冷房よりも電力消費が多くなる場合があるため、お使いのエアコンのスペックを確認することが大切です。

節電対策を取り入れながら、賢く快適に夏を乗り切りましょう。

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