銀行の定期預金キャンペーンと訪問営業の仕組み|年2回訪問の理由や利率の違いを徹底解説

家計、貯金

銀行の定期預金に初めて申し込んだ際、粗品や特別金利などのキャンペーンに惹かれて契約した経験を持つ方も多いのではないでしょうか。その後「なぜまた銀行の人が来るのか?」と疑問を感じる場面もあるかもしれません。本記事では、定期預金キャンペーンの実態や銀行職員の訪問の目的、利率の違いについて詳しく解説します。

なぜ銀行員がまた来る?ボーナス月と訪問営業の関係

銀行では毎年、夏(6月〜7月)と冬(12月〜1月)のボーナス時期にあわせて定期預金キャンペーンを実施するのが一般的です。これは「資金が動きやすい時期」に合わせて新規資金を集める目的があります。

そのため、過去に定期預金を契約した人へ再度アプローチするために、銀行員が訪問するケースが多く、契約が継続中かどうかに関わらず「営業活動の一環」として案内されるのです。

今回契約した定期預金はいつまで有効?

例えば昨年12月に1年物で契約した定期預金は、満期は今年の12月で、それまでは自動的に運用が続きます。途中で「キャンペーン中なのでどうですか」と言われても、それは別の新規定期預金の提案であり、現在の定期が変更されるわけではありません

訪問があっても、預け替えや追加契約をしなければ、今の預金条件は変わらず、利率も当初のままです。

もし夏にもう一度定期預金をするとどうなる?

仮に2024年夏にも同額の100万円を新たに定期預金すると、その契約はまた1年間続くことになります。この場合、冬に最初の定期が満期を迎え、夏に作った分は翌年夏まで継続となり、満期時期がずれて管理が複雑になることも。

管理しやすさを重視するなら、満期を揃えるか、預け入れ時期や満期日をメモなどで管理しておくのが安心です。

キャンペーン利率は毎回同じではない?

2023年12月の定期預金キャンペーンで年利0.5%が適用されていたとしても、2024年夏のキャンペーンでその利率が再び適用されるとは限りません。

金利は日銀の政策や市中金利の動向、銀行独自の方針により変動するため、過去と同じ条件で再契約できる保証はありません。銀行からの案内を受けた際は、必ず「現在の利率」「キャンペーン条件」「適用期間」などを確認しましょう。

訪問されたからといって契約義務はない

銀行員が訪問するのはあくまで「案内」であり、定期預金や金融商品を契約する義務は一切ありません。家族の中には「来たから何か預けなきゃ」と思う方もいますが、納得できる条件でなければ断っても問題ありません。

むしろ、金融商品の契約は冷静に判断することが重要です。納得いくまで質問し、書面で確認してから決断しましょう。

まとめ:銀行の訪問は季節的営業活動、契約は冷静に判断を

定期預金に関する銀行の訪問は、主に夏・冬のボーナス期を狙った新規営業の一環です。すでに預けた定期とは別の案内であり、無理に追加契約する必要はありません

利率や満期時期、契約内容をしっかり確認したうえで、自分にとって本当にメリットのある預け方かを見極めることが大切です。定期預金はシンプルなようで奥が深い商品ですので、焦らず賢く活用しましょう。

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