FD2型シビックタイプRといえば、今なお高い人気を誇るスポーツモデルです。中古市場でも価格が高騰しており、車両保険の設定金額に悩むオーナーも多いのではないでしょうか。「車両保険の上限が80万円までしか出ない」といったケースもあり、不安を感じる方も少なくありません。この記事では、FD2型の車両保険金額がどのように決まるのか、実際の相場や見直しポイントを解説します。
車両保険金額はどうやって決まる?
任意保険における車両保険の補償上限額は、基本的に「その車両の時価(市場価格)」を基準に保険会社が設定します。FD2型シビックタイプRの場合、製造年が2007〜2010年と古いため、カタログ値に基づく評価は年々下がっていきます。
そのため、車両保険の上限額が「80万円」と提示されるのは特段珍しいことではなく、保険会社側が定めた「参考車両価格」に基づいています。
FD2型の市場価値と保険金額のギャップ
しかし、実際の中古車市場ではFD2型は今も高値で取引されており、状態の良い個体では150万円〜250万円以上するものも存在します。
それに対し、保険金額が80万円というのは「いざ全損になったとき、買い替えに足りない」と感じる方も多いでしょう。このギャップは、保険会社の「車両価格表」が最新の市場価値を反映していないことが主な原因です。
実際に他のFD2オーナーはどれくらいかけている?
ネット上や車好きのコミュニティを見ると、FD2オーナーの車両保険設定額は以下のような幅があります。
- 70〜90万円:一般的な保険会社の自動設定(型式ベース)
- 100〜150万円:実勢価格に近づけた設定(代理店交渉や証明提出あり)
- 250万円以上:レストア済み・低走行・カスタム含む特別査定対象車
つまり、交渉や証明書の提出次第で上限金額を引き上げることは可能です。
車両保険の金額を見直すためのステップ
保険金額が「市場価格と見合っていない」と感じた場合、以下のような手順で見直しを図ることができます。
- 販売店や中古車情報サイトで、同年式・同走行距離の相場を確認
- 販売店の見積書や評価書を取得して保険会社へ提出
- 特約「協定車両保険金額」型を選べるか確認
- ネット保険が難しい場合は代理店型への変更も検討
とくに「協定車両価額」タイプでは、保険会社と事前に上限金額を合意して契約できるため、いざという時の補償金額がはっきりして安心です。
FD2のような旧車・スポーツカーはどう守る?
旧車や絶版スポーツカーは保険会社の定型的な査定では価値が低く見積もられがちです。FD2は年式が古いため、「時価評価が実勢価格に追いついていない典型的な例」と言えます。
このような車を守るためには。
- 査定証明付きの保険会社を選ぶ
- 車両価値が下がらないよう保管・整備記録を残す
- 事故時に「時価より高額で修理・代替できるような特約」を活用
また、車両保険以外に「車両無過失事故に関する補償」や「特別車両扱い」の相談ができる保険窓口も存在します。
まとめ:FD2の保険金額は交渉で上げられる余地がある
FD2型シビックタイプRのような人気車種は、中古市場での価値と保険金額の間にギャップが生まれやすいです。保険会社が提示する金額に納得できない場合は、市場価値を証明して交渉することで補償内容を見直すことができます。
保険は「万が一の備え」。自分の愛車の価値を正しく反映できる補償内容かどうか、今一度確認してみることをおすすめします。
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