クレジットカードで受注生産品などを予約し、あとからキャンセルするというケースは珍しくありません。しかし、「まだ決済されていないのに、なぜ利用可能額が減ったまま？」「キャンセルしたのに枠が戻らない」といった疑問を持つ方も多いはずです。この記事では、楽天カードを例に、キャンセル時の利用可能枠の回復タイミングや注意点をわかりやすく解説します。
楽天カードで予約商品を購入すると何が起きる？
楽天カードなど多くのクレジットカードでは、「商品発送時に決済」という仕組みが採用されています。これは受注生産品や予約商品に多く見られる方式です。
ただし、発送前でもカード枠（利用可能額）は一時的に確保される＝「オーソリ（与信）」が行われます。これにより、実際に請求される前から利用可能額が減っているように見えるのです。
予約をキャンセルするとどうなる？
キャンセルが成立すると、ショップ側がカード会社に対して「オーソリの取消（取消処理）」を行います。この手続きが完了して初めて、利用枠が回復します。
重要なのは、「ショップが取消処理を実行しない限り、カード会社は枠を解放しない」という点です。利用者がキャンセル連絡をしただけでは、すぐに枠が戻るわけではありません。
利用可能枠の回復にはどれくらい時間がかかる？
楽天カードの場合、ショップ側が取消処理をしたあと、通常は即日〜3営業日以内に利用枠が回復するとされています。ただし、処理の混雑状況や土日祝をはさむかどうかで、5営業日以上かかることもあります。
例：6月10日にキャンセル処理→6月13日または14日までに枠回復（ただし土日を挟むと6月17日以降になることも）
キャンセル後に確認すべき3つのポイント
- キャンセルが正式に受理されているか（店舗側に確認）
- カード明細上に請求がないか（楽天e-NAVIで確認）
- 一定期間経っても枠が戻らない場合、カード会社へ直接連絡
特に、オーソリが有効期限切れになるまで放置されているケースもあるため、必要に応じてショップまたは楽天カードへ問い合わせを行うのがベストです。
実際の体験談：利用枠が戻らず困ったケース
あるユーザーは、受注生産品を楽天市場で予約し、その後キャンセル。ショップはすぐに対応したと言っていたが、利用枠が回復するまで5日かかり、その間に別の買い物が制限されたといいます。
こうした事例からも、予約商品をキャンセルした場合には、処理状況を逐一確認する習慣が大切だといえるでしょう。
まとめ：楽天カードの予約キャンセルと利用枠回復の理解を深めよう
楽天カードでの予約商品のキャンセル時には、オーソリ解除のタイミングが利用枠回復に直結します。ショップが処理しなければ枠は戻らず、楽天カード側の処理にも数日を要するため、即時反映されないのは正常な挙動です。
キャンセル後は、ショップとカード会社の両方に状況を確認し、安心して次の買い物ができるよう備えておくことをおすすめします。
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