収入が少ない中で貯金をするのは決して簡単なことではありません。特に手取り13万円前後の若い社会人の場合、出費のバランスやライフスタイルに少し手を加えるだけで、着実な変化が期待できます。
現在の支出を「固定」と「変動」に分けて見直そう
支出の見直しを始めるには、まず支出を「固定費(毎月必ずかかるお金)」と「変動費(月によって変わるお金)」に分けるのが有効です。
例)固定費:奨学金返済(3万円)、携帯代(1万円)、カード支払(6千円)
変動費:食費、タバコ代、交際費、ガソリン代など
変動費の中でも特に影響が大きいのは「タバコ代」や「交際費」であり、ここに工夫の余地があります。
タバコ代月2万円はやはり高コスト
月2万円をタバコに使っていると、年間24万円になります。これは1年で原付バイクや小型家電が買える金額です。
すぐに禁煙が難しくても「本数を1/3にする」「アイコスに替えて節約する」など、段階的な減煙を目指しましょう。アプリで記録するとモチベーションも維持しやすくなります。
携帯代の見直しで数千円節約も可能
ギガホや本体代込みの契約は割高になりがちです。例えば「ahamo」や「povo」などのサブブランドへの乗り換えで月額3,000円台に抑えられることもあります。
さらにサブスクの整理も重要です。「使っていないけど継続中」のサービスがあればすぐに解約を検討しましょう。
ガソリン代は通勤距離に合わせた工夫を
1日50kmの運転は生活に必要不可欠かもしれませんが、車の燃費が悪いとそれだけで負担が重くなります。
定期的なオイル交換、エアコンの使い方、エンジンのアイドリング時間の見直しなどで燃費効率は改善します。
また、ガソリン価格比較アプリの利用で最安の給油所を把握しておくのも手です。
交際費は「ゼロ」ではなく「頻度と方法」を調整
友人や恋人との時間も大切ですが、毎回の外食や遊びに1万円以上使っている場合は節度を意識する必要があります。
例えば「月2回まで」「お金のかからない公園デートや自宅ゲーム会」など、費用をかけずに楽しめる方法を選びましょう。断る勇気も、貯金の一歩です。
帳簿が続かないなら自動化アプリの力を借りよう
「マネーフォワードME」や「Zaim」などの家計簿アプリなら、銀行口座・カード・電子マネーを自動連携してくれるため、帳簿の手間なく支出を把握できます。
レポート形式でグラフも出るので、何に使いすぎているか一目瞭然になります。
まとめ:理想の一人暮らしを叶えるためのファーストステップ
実家暮らしでもお金が貯まらない原因は「意識していない支出」にあることがほとんどです。まずはタバコ・通信費・交際費などを見直し、余裕が生まれたら貯金用口座を分けるなどして意識的にお金を残す習慣を作りましょう。
「遊びを減らす」のではなく、「お金の使い方を変える」ことで、楽しみながら節約ができ、将来の一人暮らしへの一歩につながっていきます。
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