JICC・CIC・KSCの信用情報開示の見方と審査への影響をわかりやすく解説

ローン

ローンの申し込みや賃貸契約などで信用情報は重要な判断材料となります。自分の信用情報がどう記録されているのか確認するために、JICCやCICでの開示を行う人が増えています。しかし、実際に情報を取り寄せた後、その見方がわからないという声も多く聞かれます。この記事では、信用情報の見方と、今後のローン審査や賃貸契約に与える影響について、実例を交えて解説します。

JICCの「契約終了」「異動情報なし」の意味

JICCの情報開示で「契約終了」となっており、「異動参考情報」の欄に何も記載がない場合、それは延滞や事故情報が既に登録されていない、もしくは登録されなかったことを意味します。

たとえば、延滞していたがすでに完済し、長期間が経過している場合、情報の保存期間を過ぎて削除されている可能性もあります。JICCでは、延滞情報は完済から1年程度、異動情報は5年間記録されます。

CICの異動情報とその見方

CICでは「異動」や「26(返済状況)」などの欄を確認します。特に「26」の欄に「A(未入金)」が連続して記録されている場合は、延滞が記録されていたことを示します。

異動が登録されていない状態で、毎月「$(正常入金)」や「ー(請求なし)」などが並んでいれば、信用に問題がないことを意味します。信用情報に不安がある方は、CICの開示結果も確認しましょう。

KSCとは何か?開示すべき理由

KSC(全国銀行個人信用情報センター)は主に銀行や信用金庫、信販会社が加盟しており、住宅ローンや銀行系カードローンに関する情報が記録されます。

特に地方銀行のカードローンを利用したことがある場合や、住宅ローンを検討している場合はKSCの開示も重要です。開示手続きは郵送が基本ですが、CIC・JICCと合わせて開示しておくと、信用状態をより正確に把握できます。

信用情報が審査に与える影響

信用情報に異動や長期延滞の記録が残っていなければ、基本的には車のローンや賃貸審査に通る可能性は高いです。特に「契約終了」「異動なし」の状態はポジティブなサインといえます。

ただし、各金融機関の審査基準は非公開のため、収入や職業、他の借入状況などと総合的に判断される点に注意が必要です。

万が一、誤情報がある場合の対処方法

信用情報に誤った情報が記録されている場合は、各信用情報機関に訂正の申し出を行うことができます。異動や延滞の記録が事実と異なると感じた場合、まずは加盟会社(例:楽天カードなど)に直接問い合わせ、確認しましょう。

必要に応じて、信用情報機関の「異議申し立て」制度を利用することで、訂正の審査を受けることも可能です。

まとめ:3機関の開示を活用し、正確に信用情報を把握しよう

JICCで「契約終了」「異動情報なし」の記載があれば、大きな信用問題はないと判断されることが多いです。しかし、より正確な確認のためにはCICやKSCの開示も行いましょう。

信用情報は日々の金融取引の積み重ねによって形成されます。今後のローンや賃貸に備えて、自身の情報を正しく把握し、必要があれば早めに対処することが安心につながります。

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