スマホ決済サービスとして多くの人に利用されているPayPay。初めて使う方や登録を検討している方の中には、「マイナンバーや免許証などの身分証明書を登録しないと使えないの?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。本記事では、PayPayを利用する上での本人確認の必要性や、どのような場面でマイナンバーや免許証が求められるのかを、具体例を交えながら解説します。
PayPayの基本機能は本人確認なしでも利用可能
PayPayアプリをダウンロードし、電話番号やSMS認証によってアカウントを作成すれば、基本的な支払い機能(バーコード支払い・残高チャージ・PayPayボーナスの受け取りなど)は、本人確認書類の登録なしでも使用できます。
例えば、コンビニや飲食店での支払い、キャンペーン還元を受ける程度であれば、初期登録だけで問題ありません。
本人確認が必要となる機能とその理由
以下のような機能を利用する際には、本人確認(eKYC)が求められます。
- 銀行口座からのチャージ
- PayPay残高の出金
- 本人間の送金機能
- PayPayマネー(預金保険対象)の利用
これらの機能は、犯罪収益移転防止法(FATF)などに基づく厳格な本人確認が義務付けられているため、免許証やマイナンバーカードなどの公的書類の提出が必要です。
本人確認に使える書類の種類
PayPayの本人確認では、主に以下のいずれかの書類が使用可能です。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 在留カード
- 運転経歴証明書
本人確認はアプリ内でカメラを使って行う方式(スマホで撮影)になっており、約5〜10分程度で完了します。
PayPay本人確認をしないことのデメリット
本人確認をしないまま利用を続けると、以下のような制限があります。
- チャージ上限が低い(5万円/月など)
- 残高送金ができない
- PayPayステップなどの一部特典対象外になる
将来的に送金や出金を使う可能性があるなら、早めに本人確認を済ませておく方が利便性が高まります。
マイナンバーは登録必須ではない
PayPayの本人確認において、マイナンバーカードは選択肢の一つであって、必須ではありません。運転免許証など他の身分証明書でも代用できます。また、「マイナンバー(12桁の番号自体)」の入力を求められることはありません。
つまり、マイナンバーの情報をPayPayが保管することは基本的にないため、プライバシーの点でも安心して利用できます。
まとめ:用途に応じて本人確認を判断しよう
PayPayは、支払いだけなら本人確認書類なしでも始められる便利なアプリです。一方で、銀行チャージや送金など高度な機能を使うには、運転免許証やマイナンバーカードによる本人確認が求められます。
「何に使いたいか」によって本人確認の必要性が決まるため、自分の利用目的に合わせて判断するとよいでしょう。
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